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★★ 2008/11/1 石浜 ★★

2008-11-01 | 宮城の海
天気:晴れ
海況:波なし
水温:16~17℃
透明度:4~6m

石浜に到着した直後、大島の声が響きわたります
「マンボウがいる~!!」
えぇ~~~と全員ダッシュで集まり、水面に目をやると、小さいけど確かにマンボウ
喜び勇んで慌てて焦って器材をセッティング
よし、行くぞ~
と、再び水面を確認した時には・・・すでに姿はありませんでした
あぁ・・・スノーケリングでも良かったなぁ

気持ちを持ち直し。石浜の海中へ。

まずはクチバシカジカ。今日は成魚と幼魚を確認しております。
隠れるのが得意で、日本では三陸にしか生息していません。だからこそ、出会った時の嬉しさが大きい魚です。

そうそう!しばらくの間旅に出ていたフサギンポのギンちゃんが、我が家に戻ってきていましたよ。
尻尾を振りながら甘えてくるウナギ犬というイメージ。ブサイクだけど可愛い。
今シーズンもここで、母親として多くのbabyたちを育てることでしょう。
 放浪の旅?それとも別宅あるの?とにかく戻って参りました!
赤いダンゴウオはいつ見てもラブリーです。
この個体↓は、海草の揺りかごでお休み中でした。
 赤い海草と同じ色でカモフラージュしてたけど、見つかっちゃったよ

すっかり人気者として定着したスナビクニンは、相変わらずひっそりと過ごしていました。

季節来遊魚のミナミハコフグ幼魚の黄色、コブダイ幼魚の赤が、石浜の海に鮮やかに浮かびます。
砂地には、マゴチやカレイ、ヒラメの姿。
中層には、カタクチイワシの大群やオキタナゴの群れ。

岩肌をチェックすると数多くのウミウシたち。ネコジタ、コモン、シロ、アオ、ダイダイ、チシオ、クロシタナシ、カドリナなど。
 石浜で観察するのはこの色が多いネコジタウミウシ
甲殻類では、メンコガニ、コイチョウガニ、カイメンホンヤドカリ、コシオリエビ等などを確認しています。

只今抱卵真っ盛りのクジメ。撮影中、アイナメが近寄って来るや否や、凄い形相?で追い払っていました。カッコイイ~!
 一時も休まず、海草に産みつけられた卵を守るクジメ
 見守られてスクスク育っている子供達
そして、クジメよりもう少し遅く抱卵が始まるアイナメたちですが、すっかり婚姻色に染まったオスの姿が見られました。
普段はあまり気に留めないアサヒアナハゼも、そういう季節です。立派な交接器が肉眼でも確認出来るので、一目でオスだと判ります。
アイナメもアサヒアナハゼも、素敵な出会いがあると良いですね~

水中でマンボウは見れませんでしたが、たっぷりとダイビングを楽しんできました。

(担当:大島、SHIHOKO)