どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

さらば、鼓腹撃壌!(;o;)/

2014年06月30日 20時44分06秒 | 日記
ぷららのブログサービス"Broach"もいよいよ本日をもって最後となりました。

記念に一筆書き込んだ次第。


いや~感慨深いです。

飽きっぽい性格の私にしてはよく続いたもんだと(^_^;

これからも、"續・鼓腹撃壌"として続けられる限りやっていこうと思いますが、何となく一段落って感じがしています。

なにはともあれ、お疲れさまでした!

小津安二郎と能

2014年06月30日 15時39分46秒 | 映画
朝日新聞でのシリーズ「小津安二郎がいた時代」、毎回楽しみなんですが、今回は能がテーマです。


「晩春」で笠智衆と原節子の親子が能を鑑賞し、少し離れた席に三宅邦子がいて...。

演目は「伊勢物語」の中から、恋愛をテーマにしている「杜若」。

カキツバタの精が美しく舞うシーンです。

美人を喩えて言うとき「いずれアヤメか、カキツバタ」とか言いますが、父親の苦悩を表現している感じでしょうか。

京都の旅館で原節子が纏う浴衣がアヤメの柄ってのも意味深なワケです(*^o^*)

あの能楽堂は東京の染井能舞台といって、現在は横浜に移築されているそうです。

その横浜能楽堂名誉館長の山崎さんは当時朝日新聞記者として立ち会ったそうですが、「どれだけ勉強したのかわからないが、能とはこうあるべきだということがきちんとわかっていたんでしょうね」と語ります。

黒澤明もそうですが、その世代までの映画監督は勉強して学び取ったものではなく、子供の時から日本独自の芸能文化に知らず知らずのうちに触れて身体に染みついているものなんだと思うんですね。

他の作品でも、能や歌舞伎が頻繁に出てきますけど、私を含む今現在のほとんどの人間は、単にそれをやってるだけのシーンとして通り過ぎてしまうんですよね(^_^;

実は、比喩としてこういう風に仕掛けてあるんだと後から本などで知った時、なんか情けないよなーと感じてしまいます(´д`)