どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ちはやふる-上の句、鑑賞

2016年03月20日 15時55分00秒 | 映画
原作や(特に)アニメ版が好きだったので、当初、実写映画版はスルーのつもりでした...まぁ大抵ガッカリパターンになっちゃうからね(^_^;

広瀬すずも、「海街diary」では好演してたけど、千早はイメージ的にどうかなぁ...ってのもあったし。

まぁ今回はハッキリいって、Perfume姐さんのお導きですね(*^o^*)

でも騙された感はありませんでしたよ、原作の持ち味を活かしてたし、一定の満足感はありました。

しかし、ここまで青春直球ど真ん中な映画を、映画館まで足を運んで観たのは初めてかも...観てるこっちが恥ずかしくなるくらいのね(^_^;

年齢層も若く、20代のカップル中心で、デートムービーってヤツです。先週いった「家族はつらいよ」とは好対照って感じ(^_^)

原作って既に30巻を超えた大長編だし、一つ一つのエピソードも濃く深いので、2時間枠に収めるために相当な苦心があったんだろうなぁと感じました。

そのため、主役3人の関係に絞らざるを得ない...それは理解できつつも、せめてかるた部のメンバー3人のエピソードをもうちょっと丁寧に描いて欲しかったのが本音です。肉まんくんはライバル度の高い実力者なのに軽いコメディリリーフ的存在になってたしねぇ(^_^;

仲間集めのエピソードって、いわば「七人の侍」的な面白さがあるわけなんですが、ここを駆け足になっていたのも残念かな(実際に駆け足で表現してましたが(^_^;)。

それでも光ってたのが大江奏役の上白石萌音かな。もうイメージぴったりで、原作そのものを実体化したといっても良いくらい...演技力も表情にも幅があって、一番印象に残りましたね(^_^)

あとは競技かるたの面白さや醍醐味がうまく表現されてなかったところですかね。選手の個性が脳内の思考パターンなワケだし、それが原作の面白さの一つ。

でもまぁ、そういうのザックリ切り落とすしかないってのが判るけど、浅くなっちゃうんだよなぁ...。

とは言え今回は本当に話しの途中だったし、後編「下の句」まで観た上でないと本当の評価はできない感じですね。

エンディングに流れていた「FLASH」はやはり短縮版でしたが、スタッフロールの尺にピッタリ合わせたのは、ヤスタカ氏の手腕ってとこですかね。

ただ、文字だけじゃなく、なんらか絵を差し込んで欲しかったなぁとも思いました。

スタッフロールよりチョイ前にメインキャストを紹介する映像があったんですけど、煌びやかな絵柄だったので、その延長として花を添えるように、流しても良かったんじゃないかなぁと。

急遽決まったことだった感もあり、余裕がなかったのかもしれないですが、ちょっと寂しい扱いでした。まぁそんな風に思うのはPerfumeファンくらいかもしれなけどね(^_^;

ちょっと辛口気味な評価になっちゃったけど、来月末の公開も楽しみにしてます(...ってことはある程度良かったって証拠ですな(^_^))

帰りは練馬駅近くの喫茶店アンデスで、コッテリしたナポリタンを楽しみましたです(*^o^*)

ってことで、なかなか楽しいヒトトキを過ごせました(^_^)