どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

キネ旬を読む

2017年02月05日 18時30分00秒 | 
キネマ旬報」は老舗的な存在で、小津安二郎なんかも批評やベストテンの順位を常に気にするくらい権威ある映画専門誌と知られていますが、個人的に買ってしっかり読むなんて初めてかも(^_^;


んで...届いて早々パッと開いたら、片渕さんと庵野さんの見開きでドーンと映し出されたカラーグラビアに心躍り、思わずTweet!

ものすごい数のRTといいねを頂き、ありがとうございます!(*^o^*)

やかりこの扱いは両作のファンとしてはアガリますよねぇ...。

...で、心落ち着かせ、ベストテン選評をじっくり読んでみました。

なんというかですね...アニメ作品に対するアレルギーというかジレンマみたいなのがハンパないんですよねぇ(^_^;

抵抗なく評価・選出している人は少数派という感じで、だいたいは消極的に躊躇しつつ、実写のふがいなさを嘆きつつ仕方なく選んでいる雰囲気。

選者は老若男女さまざまですけど、若いからアニメに理解があるってワケでもない感じ。

世の中の風潮にも、アニメというだけで言外に黙殺という人は多いけど、いわゆる映画評論家も同じようです。

まだまだアニメは下に見られているんですね。高畑・宮崎の活躍でかなり市民権を得ていると思っていたけど、そうでもないみたい。

キネマ旬報ベストテンは実写とアニメを部門とかの枠で区切ってないけど、他は分けている事が多い。

そもそも分ける必要なんてあるんですかね?アニメ部門という枠に押し込められると、すごく軽視され小さく見なされている感じがします。

同じ人の手によって作り出され、監督管理され、編集され、人の演技、人の音楽が乗せられた映像作品なのに、どんな違いがあるというのか?

主演俳優への個人賞も、声優に与えられないというのも疑問ですね。

キネマ旬報にも規制があって選べず、嘆いている選者もいました。

「この世界の片隅に」の大きな成功要因に、すずさんの声をあてたのんさんの貢献は非常に大きいと思ってます。

彼女は声優専門(そもそもそんな分け方もおかしいんですが)ではなく、実写ドラマや映画に出演してきた俳優です。

素顔が画面に出てないからダメなのか?

それとも声優をオモテに出したくないからなのか?

考えれば考えるほど、矛盾を感じ、差別・偏見が浮かび上がり、気分が悪くなってしまいますね...(´д`)

映画界の保守的な感覚を感じさせられた次第です。

心揺さぶられる良い作品に実写かアニメかなど分け隔ては無意味でしかない...。

そんな空気の中で、とにもかくにも首位を獲得したのは本当に喜ばしいです(^_^)

今日はヨコハマ映画祭の授賞式も華やかに挙行、片渕さん、のんさんが晴の舞台に臨んでいましたね...。


応援してきたファンとして「立派になっとりんさった。日本映画の誇りじゃ思いました!!

もうこの言葉しかないじゃろ\(^o^)/



2月4日(土)のつぶやき

2017年02月05日 04時40分43秒 | 日記