どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

コトリンゴさんの世界

2017年02月12日 18時39分00秒 | 音楽
「この世界の片隅に」の劇伴を担当し、「みぎてのうた」や「たんぽぽ」など素晴らしいテーマ曲も添えているコトリンゴさん(^_^)

片渕須直さんの前作「マイマイ新子と千年の魔法」においても「こどものせかい」という美しい曲を提供していましたが、その時はお名前までは意識していませんでした。

その名を意識したのは15年4月にMIKIKO先生主宰のダンスカンパニー・ELEVENPLAYの公演「MOSAIC」を鑑賞した時だったかなと思います。

そのテーマ曲の一つがコトリンゴさんによる「あたま、こころ」で。


MIKIKO先生によるライナーノーツで、以下のように紹介されています。
「自己の葛藤から抜け出した女性たちの、開放された心情を描いています。彼女たちは自分で自分を治療したわけですね。彼女たちの身体を巡る、きれいな血液がモザイクとなって映し出されます。音楽は、コトリンゴさんに書き下ろして頂いた『MOSAIC』のテーマ曲。シナリオをお渡しして書いて頂きました。その歌詞がまさにぴったりで、振り付けはその歌詞に完全にはめて作っています」

「MOSAIC」は現代に生き、働く女性につきまとう悩みや苦しみ葛藤などを病気に例え、看護師に扮したダンサーが自他を検査治癒していく過程を諦念を含みつつ開放に導いていく様を描いているダンスインスタレーションプログラムです。

コトリンゴさんの「あたま、こころ」はその終盤、光明を感じ開放へと向かう時にかかる曲。

全般的に激しく重い曲調の中、突如静かにゆったりと挿入されるコトリンゴさんの楽曲で場の空気は柔らかく一変します。

曲の後半バックで、ピアノの美しい旋律にのって「トクトクトクトクトク...」と流れる血液を描写しながら歌い上げは圧巻で、強く印象に残りました。

身体の部分をテーマにしているのは「この世界の片隅に」での「みぎてのうた」も一脈通じていて、強い繋がりさえ感じます。この曲も、すずさんの過去からの脱却と開放をテーマにしているという意味で...。

是非とも聴いてみていただきたい曲ですが、現在はネット販売も終了しちゃってるみたいなので、入手困難みたいですねぇ(^_^;

コトリンゴさんによる3月22日(水)の「この世界の片隅に」記念スペシャルライブ、カタスミクインテットのチケットも首尾良くゲット(*^o^*)

地方公演は昨日から始まっているみたいで、とても良いコンサートのようで、期待が膨らみます!!


2月11日(土)のつぶやき

2017年02月12日 04時44分22秒 | 日記