どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、16回目鑑賞

2017年02月11日 20時30分00秒 | アニメ
2月に入って2回目、ついに1タイトルあたりでの映画館鑑賞回数を記録更新してしもうたよ(^_^;

今回は一番のお気に入り、立川シネマです。


未だに満席って...凄すぎです...(´д`)

客層はほんとに広がりましたねぇ、まさに老若男女揃って、同じ画面に笑って泣いてと...もはや国民映画という感じです(^_^)

今回もマッタリと鑑賞...全編に渡って感涙...という状態ではなくなりましたが、こんなに観てると本作のどこに一番惹かれているのか判ってきたような気がします。

自分の意思を決して表に出すこと無く、疑問をもつことも無く、周囲から「役割」を与えられ、愚直に忠実に事に当たる姿に心打たれてしまう。

そこに私の亡き祖母の姿を重ねて観ている。祖母は明治45年生まれの子年ですので、大正の末で丑年のすずさんより一回りとちょっと上です。

岩手県盛岡市の外れに位置する農村出身で、ノンビリ大らかな性格で、すずさんそのもののような人柄と人生だった気がしてます。

こうの史代さんと片渕須直さんのコンビによるアニメ版「花は咲く」には正に東北地方の戦前の農村と思われるシーンがあり、これにも心揺さぶられてしまうのです...。




祖母は割烹着すがたで長い髪を後ろにダンゴに結わいているという、これまたすずさんと同じ出で立ちで...スクリーンで黙々と家事労働する彼女の姿にだぶって泣いてしまうんです...。

なので終盤の劇的な展開をみせる件よりも、中盤ホームシックになり、一人段々畑でタンポポの綿毛を吹くとか、周作さんのとなりでシュンとなって項垂れる小さい背中をみるのが切なく、堪らなくなってしまうんですね。

私に限らず、多くの人が、親や祖父母に重ねて観ているという話しをよく目に耳にします。

なので、この作品を「戦争映画」という括りにするのは違和感があります。「二十四の瞳」だってそんなジャンルで言ったりしませんしね。

どのジャンルにも属さない、独自の個性をもった日本映画または国民映画ですかね。同様に手法はアニメだけど、アニメの枠から外れている気もしています。

こういう普遍性あるものこそが、末永く愛される名作となり、後世に受け継がれていくんだなぁ...そしてリアルタイムに出会えた幸運に喜びを感じている次第です...しみじみニヤニヤ(*^_^*)

さて...帰ってから録画していた「王様のブランチ」映画ランキングを確認してみると...。

堂々7位にランクアップ!!

尺は相変わらず25秒程度と短いですが、BGMが「悲しくてやりきれない」から「たんぽぽ」に変化、

お母ちゃんにホッペタつねられて「アワワワ」なイタ嬉しいすずさんのドアップをピックアップしてくれたのはGJです!!

「すずさんからのありがとう」動画を紹介するなど、ちょっとした扱いの違いを感じました(^_^)


番組担当もこの作品の扱いに相当悩んでいるんでしょうなぁ(^_^)

本当は特集組みたいんだよね!ねっ!そうなんでしょ!!

可哀想にねぇ(^_^;

映画観た後、立川駅ホームで一杯のラーメンを。

何の変哲もない、醤油ラーメンですが、意外とこういうのが美味かったりしますな(^o^)



2月10日(金)のつぶやき

2017年02月11日 04時41分46秒 | 日記