どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の片隅に、28回目鑑賞

2017年05月06日 22時30分00秒 | アニメ
こんなにバカみたいな回数観てるのに...終映時には目の周りがビチョビチョで(/ _ ; )

今日は立川シネマ、ハコは6階 i-studio。


これまで2階 f-studio に比べてグンと小さいし、極音でも無いし...とハードル下げていったせいか、全く見劣りなく、スクリーンも大きく見えたし、音もスッキリとしてサラウンド感も問題なく、非常に良かったです( ^ω^ )

席がD列と前から4番目で思い切ってど真ん中ってのも(通路がない配置なので、トイレ対策は万全にしました(^_^;)。

さて、立川シネマも11日で上映終了...最後のサービス(?)で日本語字幕上映で。

字幕上映は川越スカラ座に続いて3回目になるんですけど、セリフが印象に残り味わいも違って、とても良いんです!(^_^)

今回、非常に微細な調整を行なったんだなと思えるセリフがありました。

すずさんが憲兵にとっ捕まった後、帰宅した周作さんのセリフ...。

まず原作。

「すずさん、ちょっと来なさい」
「そんだけ小さきゃ海岸線も描けまい」

比較的標準語っぽい...読みやすさを優先してか、意外と原作は方言控えめだったりします。

次に絵コンテ。


「すずさん、ちょっと来んさん」
「そんだけ小さきゃ海岸線も描けまい」

「来なさい」が「来んさん」へと方言化しています。

そして映画では
「そんだけ小さきゃ海岸線も描けまぁ」

この語尾の変化を今までも薄々感じていたのですが、字幕によってハッキリしました。

「〜まぁ」というのはひょっとして呉特有の言葉つかいなんですかね。

栩野幸知さんや新谷真弓さんに加え、周作さん自身を演じた細谷佳正さんら、広島県出身のキャスト陣がガッツリと広島言葉に関わった成果と形跡を感じて、そのコダワリにしみじみニヤニヤです(*^o^*)

さて今回の上映、4割程度の客入りかなぁという感じでしたが、比較的年配の方が多く、終始和やかムード、ユーモアのあるシーンでクスクス笑いも絶えず、決して重く泣かせ志向の映画ではないというのが伝わっていて、非常に後味の良い鑑賞となりました。

来週10日にはいよいよ配信が開始されますが、まだまだ映画館で観ていたい作品なんだよなぁと思うばかりです。

朝日新聞の題字...ん?

2017年05月06日 16時10分00秒 | その他
以前から薄々感じていたことではありますが...。

この書体、一字一字全てが変なんですよね。

「朝」は普通「十日十月」なのに、「亠日丁月」と言う構成に。

「日」は真ん中の「一」が妙に短い。

「新」は普通「立木斤」なのに、「立未斤」と言う構成に。

「聞」は真ん中の「耳」が「互」に似たような形で。

気になって調べてみたら、朝日新聞社さんの解説文がありました。

書体は中国の書家・欧陽詢のものを元にしているらしい。漢文好きな明治時代のインテリ嗜好なんでしょうね(^_^;

ついでに背景の花柄は発行している社で変えているそうです。

北海道・東京が桜、名古屋・大阪・西部が葦というように。

題字ってチラッと確認する程度で、普段はあまり気にしてませんが、色々と思いが込められているんでしょうねぇ。