舞台公演中に転落、急性大動脈解離で亡くなったとのことです...あまりに衝撃的なニュース。
中嶋さんの俳優として、今までの経歴について何も知りませんが、映画「日本のいちばん長い日」での東條英機の怪演振りが非常に色濃く印象に残っています。
軍務局に乗り込み、若いエリート将校を前に叱咤し、檄を飛ばす。
もうキレッキレ状態に(^_^;
怒りが収まらない東條が天皇の御前で異議の奏上までするも、サザエの例えが仇となり、シュンとなってしまう推移が実にうまい!
首相を辞して後も、鈴木内閣と阿南陸相を不信し、各所で異議を唱え引っかき回しまくる様が、どこまで史実なのかは判りませんが、なるほどねぇ...と納得させる迫力があり、同作品の裏の主役と言っても良いほどの際立つ演じっぷりだったと思います。
舞台の人のイメージだったみたいですが、元々は映画俳優を志していたようで、「日本のいちばん長い日」パンフの本人談によれば「初めての演出家は山本嘉次郎監督で、その弟子だった黒澤明監督の作品、『影武者』(80)にも出演」するも、その後は映画界と疎遠となり、黒澤明を敬愛する原田眞人監督作品である「日本のいちばん長い日」に出演することは驚きを感じたと同時に「何かの縁」を感じたそうです。
その「縁」のためか、映画出演も何作かあったようで、これからまた中嶋さんの演技を目にすることもあったかもしれないのにと思うと残念でなりません。
スキルフルな俳優がまた一人、この世を去ってしまい寂しい思いがします...。
享年69歳、お疲れ様でした。合掌。
中嶋さんの俳優として、今までの経歴について何も知りませんが、映画「日本のいちばん長い日」での東條英機の怪演振りが非常に色濃く印象に残っています。
軍務局に乗り込み、若いエリート将校を前に叱咤し、檄を飛ばす。
もうキレッキレ状態に(^_^;
怒りが収まらない東條が天皇の御前で異議の奏上までするも、サザエの例えが仇となり、シュンとなってしまう推移が実にうまい!
首相を辞して後も、鈴木内閣と阿南陸相を不信し、各所で異議を唱え引っかき回しまくる様が、どこまで史実なのかは判りませんが、なるほどねぇ...と納得させる迫力があり、同作品の裏の主役と言っても良いほどの際立つ演じっぷりだったと思います。
舞台の人のイメージだったみたいですが、元々は映画俳優を志していたようで、「日本のいちばん長い日」パンフの本人談によれば「初めての演出家は山本嘉次郎監督で、その弟子だった黒澤明監督の作品、『影武者』(80)にも出演」するも、その後は映画界と疎遠となり、黒澤明を敬愛する原田眞人監督作品である「日本のいちばん長い日」に出演することは驚きを感じたと同時に「何かの縁」を感じたそうです。
その「縁」のためか、映画出演も何作かあったようで、これからまた中嶋さんの演技を目にすることもあったかもしれないのにと思うと残念でなりません。
スキルフルな俳優がまた一人、この世を去ってしまい寂しい思いがします...。
享年69歳、お疲れ様でした。合掌。