先日やっと購入したDVDを観まして...。
「この世界の片隅に」ドップリに浸った状態で観ると、ちょっと印象が違って見えましたね。
ワラジのエピソードは原作通りなんですけど、「不器用」と突っ込まれてしまうところとか...なんか繋がりを感じてズキンときます。
それと、水戸の親戚に預けていた旭を迎えに行くシーンなんですが、皆実と旭がしゃがんで一緒に蟻...いやアリコさんを見たり、それが現代の石川家の長男・凪生が飼育していたりという描写...これは原作にないので不思議に思いました。一瞬「この世界の片隅に」からのエピソードを監督・佐々部さんが採り入れた?とも思いましたが、時期が合わないし。
まぁ...映画の神様の奇跡というところでしょうか(^_^;
映画全体のテイストですが、原作に比して感傷的でメロドラマ色が濃いめだなぁと。
七波役の田中麗奈さんはカラッとして元気な感じで原作からあまり離れていない感じなんですが、皆実を演じた麻生久美子さんの思い入れが強すぎるせいか、暗めで泣いてばかりいる...。
もちろん原作と共通する部分は多いけど、もうちょっと違うイメージ...泣くというより、怒りと苦しみなんですよね。
性格も七波と似て、カラッとしてるんです。
題材が戦争物であり、その中でも最も重い原爆をテーマにしているので、映画としては仕方ないのかもしれませんが、原作者・こうの史代さんは「お涙頂戴もの」作家として見られるのを嫌い、そうならない作風を目指している作家なので、メロドラマの強調はちょっと残念に思います。
それと個人的にガッカリなのは、「桜の国」編での舞台が曖昧なアレンジになってしまっているところ!
原作に出会い、引き込まれた一つの要因が、東京都中野区江古田周辺を舞台にしていたところなんです。
水道タンクと水の塔公園とか...。
中野通りにかかる橋とか...。
小学生からほぼ十代の頃に住んでいた馴染みの強い場所を舞台にしていたので、「おぉ!!」となってしまい、七波や東子たちに強い親近感を憶えてしまったんですね(*^o^*)
以下、中学生だった42年前だった時、水の塔公園で遊びで撮ったヘタクソな写真です(^_^)
当時は水道タンクと呼ばれ、昭和の初期に建造され、戦時には機銃掃射も受け弾痕もあるそうです。
この写真を撮った当時は廃墟となっていて、レトロで異様な雰囲気に惹かれ潜り込んで遊んだりしてました(^_^;
今は整備され、野方配水塔と称し、災害用貯水槽として活用されているようです。
二人が乗ってるブランコで、私もよく遊んでました。
写真はそのブランコを背に公園出入口方向に向けて撮ったもの。
写っているのは、よく遊んでいた友達と、弟(手のひらに乗っているようにとったトリック写真(^_^;)です。
おそらく、執筆当時こうのさんはこの近辺に住んでおられ、身近な地域を舞台にされたんだと思いますが、水道タンクも何か戦争の象徴のようにあらゆるコマで描いてます(見方によっては原爆ドームのイメージとも重なります)。
そして、これが縁にもなって私は05年以来、彼女の作品にドップリなワケなのです(*´艸`*)
映画でも忠実に(片渕さんなら拘って描写してくれたでしょう)、あの近辺を映し出してくれれば、この作品への思い入れももっと強くなっただろうなぁ...と改めて感じた次第です。
とは言え、この作品...映画館で観たことないので、スクリーンだとまた違う印象を持つかもしれません。
どこか近隣で「この世界の片隅に」と二本立てとかやってくれたら嬉しいんですけどねぇ...。
「この世界の片隅に」ドップリに浸った状態で観ると、ちょっと印象が違って見えましたね。
ワラジのエピソードは原作通りなんですけど、「不器用」と突っ込まれてしまうところとか...なんか繋がりを感じてズキンときます。
それと、水戸の親戚に預けていた旭を迎えに行くシーンなんですが、皆実と旭がしゃがんで一緒に蟻...いやアリコさんを見たり、それが現代の石川家の長男・凪生が飼育していたりという描写...これは原作にないので不思議に思いました。一瞬「この世界の片隅に」からのエピソードを監督・佐々部さんが採り入れた?とも思いましたが、時期が合わないし。
まぁ...映画の神様の奇跡というところでしょうか(^_^;
映画全体のテイストですが、原作に比して感傷的でメロドラマ色が濃いめだなぁと。
七波役の田中麗奈さんはカラッとして元気な感じで原作からあまり離れていない感じなんですが、皆実を演じた麻生久美子さんの思い入れが強すぎるせいか、暗めで泣いてばかりいる...。
もちろん原作と共通する部分は多いけど、もうちょっと違うイメージ...泣くというより、怒りと苦しみなんですよね。
性格も七波と似て、カラッとしてるんです。
題材が戦争物であり、その中でも最も重い原爆をテーマにしているので、映画としては仕方ないのかもしれませんが、原作者・こうの史代さんは「お涙頂戴もの」作家として見られるのを嫌い、そうならない作風を目指している作家なので、メロドラマの強調はちょっと残念に思います。
それと個人的にガッカリなのは、「桜の国」編での舞台が曖昧なアレンジになってしまっているところ!
原作に出会い、引き込まれた一つの要因が、東京都中野区江古田周辺を舞台にしていたところなんです。
水道タンクと水の塔公園とか...。
中野通りにかかる橋とか...。
小学生からほぼ十代の頃に住んでいた馴染みの強い場所を舞台にしていたので、「おぉ!!」となってしまい、七波や東子たちに強い親近感を憶えてしまったんですね(*^o^*)
以下、中学生だった42年前だった時、水の塔公園で遊びで撮ったヘタクソな写真です(^_^)
当時は水道タンクと呼ばれ、昭和の初期に建造され、戦時には機銃掃射も受け弾痕もあるそうです。
この写真を撮った当時は廃墟となっていて、レトロで異様な雰囲気に惹かれ潜り込んで遊んだりしてました(^_^;
今は整備され、野方配水塔と称し、災害用貯水槽として活用されているようです。
二人が乗ってるブランコで、私もよく遊んでました。
写真はそのブランコを背に公園出入口方向に向けて撮ったもの。
写っているのは、よく遊んでいた友達と、弟(手のひらに乗っているようにとったトリック写真(^_^;)です。
おそらく、執筆当時こうのさんはこの近辺に住んでおられ、身近な地域を舞台にされたんだと思いますが、水道タンクも何か戦争の象徴のようにあらゆるコマで描いてます(見方によっては原爆ドームのイメージとも重なります)。
そして、これが縁にもなって私は05年以来、彼女の作品にドップリなワケなのです(*´艸`*)
映画でも忠実に(片渕さんなら拘って描写してくれたでしょう)、あの近辺を映し出してくれれば、この作品への思い入れももっと強くなっただろうなぁ...と改めて感じた次第です。
とは言え、この作品...映画館で観たことないので、スクリーンだとまた違う印象を持つかもしれません。
どこか近隣で「この世界の片隅に」と二本立てとかやってくれたら嬉しいんですけどねぇ...。