どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

アリーテ姫、鑑賞

2018年02月24日 23時59分59秒 | アニメ
本作を映画館で鑑賞するのは新文芸座オールナイト上映以来2回目となります。

それも嬉しい立川シネマシティ・ワンのfスタでですよ(^_^)

片渕さんが舞台挨拶ということもあって満員御礼、場内は年齢層高めの為もあってか、熱気ありつつも大人のマナーで静かな雰囲気。

終映後、支配人さんの挨拶後、スポットライトを浴びて片渕さん登場!


以下、片渕さんトークを交えての感想としますが、とても溜飲が下がるお話しが聞けました。

一通りの挨拶の後、質問コーナーの時間となり(予期していなかったため、今回私は手を挙げられなかった...)、私と同年代と思われる男性の質問がとても良かったんです。

自分が子供の頃に観ていたアニメに物凄く似たものがあると感じるが、意図はあるのかというもの。

その質問に思わず膝をたたく思いがしました。

特にキャラクターデザインに顕著なのですが、独特のノッペリとした平面的な顔と小さく離れた目...いわゆるヒラメ顔ともいう顔つき...初見の頃からどこか引っかかって何だろうこの感じ...となんとなくモヤモヤしていたんです。

傾向としては「名犬ラッシー」で、「アリーテ姫」と同じキャラクターデザイナーは森川聡子さん。

「名犬ラッシー」を観ていた貞本義行さんが、このキャラでもっとシビアでハードなものをやれば良いのに...というのを耳にして片渕さんが着想したのが理由の一つ。

そしてもう一つはやはり子供時代に観ていた東映動画作品、なかでも「わんぱく王子の大蛇退治」のコケシのような造形を現代風に解釈してみたとのことで。

おおっ!っと声を上げそうになってしまいました(^_^;

もっと突っ込んで言えば、東映動画の名アニメーター・森康二さんへのオマージュでもあったのかと!

「わんぱく王子の大蛇退治」は1963(昭和38)年の劇場用作品で、古事記をベースにしたファンタジー作品。

自分探しをするかのように旅するスサノオとどこかアリーテ姫とも重なるお話しです。

日本の神話なので、日本人特有の顔つきに基づいたキャラクターデザインが森さんの個性とも相まってとても良い造形になっています。

「長靴をはいた猫」が今でも東映アニメーションのイメージキャラになっているくらい有名ですが、「わんぱく王子〜」も大好きな作品です(^_^)

いや〜今まで思っていたモヤモヤが晴れた(*^o^*) この話を聞けただけで、今日行った甲斐がありましたよ!

質問された方もGJ!です\(^o^)/

そう言えば、今回初見の友人を連れて行ったのですが、今回の観客に初見の方はとの問いかけに8割くらい手が挙がってました...ちょっと意外でしたが、私の友人含め初見率が高いことは良いことで、今回のような上映機会でより多くの人に観て貰いたい作品です。

ちなみに走行の友人、本作アンプルの声をあてた高山みなみさんとは遠い親戚らしくて、話題にあがってちょっと喜んでおりました(^_^;



2月23日(金)のつぶやき

2018年02月24日 06時27分01秒 | イベント・ライブ