どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

「大和」と「ヤマト」

2018年11月13日 20時53分00秒 | 話題
朝日新聞夕刊にて、戦艦大和とアニメとしてのヤマトを巡る考察的な連載コラムが再開。

豊田有恒さんの著書「『宇宙戦艦ヤマト』の真実」で、同コラムと思われる「特集記事」に対し、「統一的な解釈を強要され」「大新聞という巨像が暴れ込んできて、勝手な理屈をこねあげて、美しい花々を踏みつぶすようなもの」と憤慨を込めた痛烈な批判が印象的でした...。

一回目の記事にある監督・山崎貴さんのコメント「日本人にとって大和を超える太平洋戦争のアイコンは存在しない。そして『宇宙戦艦ヤマト』には、その大和の怨念と果たせなかった夢への願望が宿っている」は最初の受け手となった自分たち世代が、親世代のメッセージとして強く響いて刻み込まれた感があります。

自ら示した空母を主力とした機動部隊と航空戦力の時代に、遅れて登場した大艦巨砲の権化...その美しい姿と完成度の高さはあまりに倒錯的で耽美...その性能も機能も活かされること無く、大きすぎる存在に持て余された果ての哀しい運命。

その「怨念と夢」は周期的に浮上を繰り返しています。物語性が強くて濃くて、どこか日本人のアイデンティティを擽ってしまうんですよね。

コラムはまず松本零士さんの父であり、陸軍航空隊パイロットでもあった強さんのエピソードから始まるそうです。



11月12日(月)のつぶやき

2018年11月13日 05時59分52秒 | 日記