どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

この世界の(さらにいくつもの)片隅に、登壇付き特別上映へ(2)

2020年01月14日 22時35分00秒 | 映画
と言う事で、詳細というか続きを(^_^)

ロビーの片隅に(*^o^*)、招待者用の受付カウンターがもうけられ、テアトル東京のスタッフの方々が...なつほど、この企画はテアトルさんだったのですね(^_^)

開場5分前から受け付け開始、なんとなく先頭になりましたが、チケットの選択は無し...ランダム?に順番に配布されました。

割り当てられたのはFー05、しも手側の端でした。

でも思いの外スクリーンサイズが大きくて、座席位置については全く問題なかったし、前の席との空間もゆとりがあって、窮屈な感じも無かったです(^_^)

本編は予定通りに上映開始、大きなスクリーンのお陰で微細な描き込みも堪能できました。

特に唸ってしまったのは、戦後にすずさんが訪れた江波の実家のシーン。

人の気配に気づいて破れたガラス窓から内部を見て...哀しさと虚しさが綯い交ぜになったような心境となり、返す言葉もないまま足早に去る場面なのですが、これを敢えてロングショットにして、すずさんも小さく描かれているのですが、震えなど複雑な気持ちになっている挙動が微細に表現されていて、観るものを圧倒させられる...。

ここは原作に触れた時からとても印象に残る深みのあるところでしたし、川越スカラ座でも質問して片渕さんの解釈もお聞きしましたし、今回アニメ化されて嬉しかったシーンです。

上映後、片渕さんと、のんさん揃って登壇、舞台挨拶に(^_^)

いろいろお話しがあった中で印象的だったのは、花見のシーンにおけるリンさんの着物について。

原作では薄いピンクの白っぽい印象でしたが、黒留め袖にアレンジされていました。

白く淡いピンクの桜をバックにしていますので、コントラストを考慮したという事もあるかと思いましたが、「死んでいく者」の印象を強める意図があったと。原作は白装束っぽくて、これもやはり死者の儚いイメージですし、両者並べて双方成立するとても秀逸なアレンジですね。

ロビーには作品に因み、のんさん・岩井七世さんなどの写真や、複製原画・スチル・広島や呉のガイドマップなどが展示され、花を添えていました(^_^)





たまたまなんでしょうけど、隣り合わせのガシャポンコーナーに海洋堂さんの「ワールドウィングスデフォルメ3 超空の要塞編」があって、「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」に登場する2機を引き当てました。

Bー29<巡航>と、月光<夜間迷彩>です。

月光は下からのサーチライトの照射訓練かねて、バンクしてましたね(^_^)

5センチ程度の小さいサイズですが、さすが海洋堂!良い感じでディテール再現されています。