私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

すみれの花がやって来た

2014年04月06日 | 「いと をかし」なものたち
               我家にすみれ(菫)の花が咲いた。
               誰かが植えたのではなく、自分から我家の鉢の中に来たのである。

               いつもは道端に何輪か咲いていたのに、今年はどこにも咲いていない。
               咲いているのは我家のすみれだけなのだ。


               すみれがここを選んで来てくれたのか.....、何か嬉しい春である。


               濃紫色の小さな花がうつ向いて、ささやくように咲いている。
               そして、夕方になると眠り、雨の日や曇りの日には花を閉じる。
               まるで心があるかのようで、とても可愛いい。



            すみれの花咲く頃

               宝塚歌劇団が100周年を迎えた。
               ここ数日は、記念の式典や公演が続いて、華やいでいる。
               そこで歌われる♪すみれの花咲く頃♪は、宝塚歌劇団とは
               切っても切れない歌となった。
               あの甘く切ない歌詞とメロディーには、いつまでたっても
               心をゆさぶられる。

              ♪春すみれ咲き春を告げる               
                春何ゆえに人は汝を待つ  
                たのしく 悩ましき
                春の夢 甘き恋
                人の心酔わす
                そは汝 すみれの咲く春

                すみれの花咲くころ
                はじめて君を知りぬ
                君を想い 日ごと夜ごと
                悩めし あの日のころ 
                すみれの花咲くころ
                今も心 ふるう    
                忘れな君 われらの恋
                すみれの花咲くころ♪




               これは挿し木用に使っている鉢である。
               この鉢が居心地よいのか、機嫌よく咲いている
               いろいろな植物が混じっていて、ほったらかしにしているのが
               良かったのだろうか。

               すみれは日当たりのよい草地を好む多年草であるが、
               多くの種類は短命で、大切に育てていても、いつの間にか消えて
               しまうことがあるとのことだ。

               葉ざしや根ぶせでも増やせるが、タネまきが一番簡単で
               成功率が高いとのこと。

               我家のすみれは、今後どうなってしまうのだろうか。
               消えずに残ってほしい。何とか増やしてみよう。
コメント
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