ー 好古園入口 ー
こちらは姫路城の西隣りにある武家屋敷跡に造られた池泉回遊式日本庭園です。
「御屋敷の庭」や「茶の庭」など趣の違う九つの庭園があり、四季折々に
美しい景色の中でゆったりとくつろぐことが出来ます。
今朝は早くから強い日差しが照りつけて、入口への道に木々の影が色濃く落とされています。
さあ、今日はどんなお客様がこの道を歩いて来られるのでしょうか、楽しみに行って来ます。
ー今日はシニア隊四名でのご奉仕です ー
ー 庭への入口 ー
ー 向こうは姫路城 ー
この竹垣の向こうは姫路城のお堀です。
お城での異変に備えてすぐに家臣団が駆けつけられる近さです。
ー 白壁 ー
好古園は、水戸黄門、暴れん坊将軍など時代劇のロケによく使われました。
ー 茶室・双樹庵の入口 ー
いよいよ茶室にやって来ました。
この門をくぐり右に行くと「茶の庭」、そのまま進むと茶室の玄関です。
ー 待合 ー
お客様が多い時にはこちらでお待ち頂きます。
ー 待合の床・ハワユ ー
「波和遊」ー こちらの双樹庵は国内外からたくさんのお客様をお迎えしますが、
姫路城が世界遺産になってからは外国のお客様がうんと増えました。
このお軸は双樹庵が世界に心を開いていることを表していますね。
前姫路市長さんのお手になるものだとお聞きしました。
ー 本席 ー
双樹庵は千玄室大宗匠がお家元の時代に設計、監修されたお茶室です。
鴨居に桐の透かし彫りがあり、右下に大宗匠の花押があります。
茶室に宗匠の花押を頂く所はあまりないでしょうね。双樹庵の誇るところです。
ー イタリアからのお客様 ー
今日は124名のお客様をお迎えしました。
その内、海外からのお客様は四分の三を超え、国籍もアメリカ、メキシコ、オーストラリア、
インドネシア、台湾、韓国、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、ドイツ、ベルギーと
12か国にわたり、それはそれはお茶室が開放的で賑やかになりました。この光景を
大宗匠がご覧になったら、どんなにかお喜びになり目を細めて下さったことでしょう。
こちらのお客様はイタリアのミラノから来られました。
さすがに陽気な性格です。片言の英語と身振り手振りのコミュニケーションで
お互いに意味は完全に分からなくても、楽しい気分は伝わります。
つい嬉しくなって、ちょっとだけオーソレミオを歌ってみました。
乗ってくれて拍手拍手♪
きっと、国に帰って「面白い日本人がいてねえ、、」と話題にしてくれることでしょう。
ー イタリア人のご夫婦 ー
こちらのお二人はミラノより南部の方らしいのですが、地名の発音が難しく聞き取れませんでした。
こんな時には、つくづくと、語学力のなさを残念に思います。
ー ベルギーからのお客様 ー
こちらの方は、同行した日本人女性(教師)が生徒をベルギーに引率して行った時に
お世話になったホストマザーで、この度は女性の招きで来日したようです。
手に持っているのは、左側がトトロで彼女のお気に入りのマスコット、どこにでも
彼女のお供をしていて、数日後には一緒に富士山に登ると言っていました。
充分に気を付けてね、と話してお見送りしました。
(右側は姫路市のマスコットキャラクターの「しろまる姫」で日本女性の持ち物です)
※ベルギーでも日本のアニメは人気があるそうです。
~ ~
どこの国の方にも、「どこから来たのか」「日本のどこに行って来たか」「どこが気に入ったか」
「気に入った場所で感じたことは何か」「これからどこへ行くのか」を一通り尋ねることにしています。
すると、驚いたり、意外だったりすることがあります。
東京、京都、奈良、姫路はだいたい共通していましたが、その他はいろいろでした。
意外なところでは「徳島の阿波踊り」、「水戸の偕楽園」。
ほかにも「屋久島」、「白川郷」、「富士山登山」「広島(たぶん原爆ドーム)」とこちらは
世界遺産ですからなるほど!と思いますが、この中では「広島」というのは初めてのことでした。
世界の目が「広島」に向かうことは嬉しいことです。勿論その方には「素晴らしい旅」とお伝えしました。
そして最後に、「このお茶室と茶庭についてどう思うか」とアメリカ人男性に尋ねてみると、
英語と日本語の対応ブックの、あるページを指さしニッコリしました。
見せてもらうと「serene」=ochitukuと書いてありました。
オウ!オ・チ・ツ・ク!
分かりました!アイ、シー!オチツク!
外国の方にも「落ち着き」を感じて頂き、茶庭もお茶室も喜んでいます。
身振り手振り、全身全霊の国際交流の一日の最後に「最高」の言葉を頂きました。
8月18日
こちらは姫路城の西隣りにある武家屋敷跡に造られた池泉回遊式日本庭園です。
「御屋敷の庭」や「茶の庭」など趣の違う九つの庭園があり、四季折々に
美しい景色の中でゆったりとくつろぐことが出来ます。
今朝は早くから強い日差しが照りつけて、入口への道に木々の影が色濃く落とされています。
さあ、今日はどんなお客様がこの道を歩いて来られるのでしょうか、楽しみに行って来ます。
ー今日はシニア隊四名でのご奉仕です ー
ー 庭への入口 ー
ー 向こうは姫路城 ー
この竹垣の向こうは姫路城のお堀です。
お城での異変に備えてすぐに家臣団が駆けつけられる近さです。
ー 白壁 ー
好古園は、水戸黄門、暴れん坊将軍など時代劇のロケによく使われました。
ー 茶室・双樹庵の入口 ー
いよいよ茶室にやって来ました。
この門をくぐり右に行くと「茶の庭」、そのまま進むと茶室の玄関です。
ー 待合 ー
お客様が多い時にはこちらでお待ち頂きます。
ー 待合の床・ハワユ ー
「波和遊」ー こちらの双樹庵は国内外からたくさんのお客様をお迎えしますが、
姫路城が世界遺産になってからは外国のお客様がうんと増えました。
このお軸は双樹庵が世界に心を開いていることを表していますね。
前姫路市長さんのお手になるものだとお聞きしました。
ー 本席 ー
双樹庵は千玄室大宗匠がお家元の時代に設計、監修されたお茶室です。
鴨居に桐の透かし彫りがあり、右下に大宗匠の花押があります。
茶室に宗匠の花押を頂く所はあまりないでしょうね。双樹庵の誇るところです。
ー イタリアからのお客様 ー
今日は124名のお客様をお迎えしました。
その内、海外からのお客様は四分の三を超え、国籍もアメリカ、メキシコ、オーストラリア、
インドネシア、台湾、韓国、イタリア、フランス、スペイン、オランダ、ドイツ、ベルギーと
12か国にわたり、それはそれはお茶室が開放的で賑やかになりました。この光景を
大宗匠がご覧になったら、どんなにかお喜びになり目を細めて下さったことでしょう。
こちらのお客様はイタリアのミラノから来られました。
さすがに陽気な性格です。片言の英語と身振り手振りのコミュニケーションで
お互いに意味は完全に分からなくても、楽しい気分は伝わります。
つい嬉しくなって、ちょっとだけオーソレミオを歌ってみました。
乗ってくれて拍手拍手♪
きっと、国に帰って「面白い日本人がいてねえ、、」と話題にしてくれることでしょう。
ー イタリア人のご夫婦 ー
こちらのお二人はミラノより南部の方らしいのですが、地名の発音が難しく聞き取れませんでした。
こんな時には、つくづくと、語学力のなさを残念に思います。
ー ベルギーからのお客様 ー
こちらの方は、同行した日本人女性(教師)が生徒をベルギーに引率して行った時に
お世話になったホストマザーで、この度は女性の招きで来日したようです。
手に持っているのは、左側がトトロで彼女のお気に入りのマスコット、どこにでも
彼女のお供をしていて、数日後には一緒に富士山に登ると言っていました。
充分に気を付けてね、と話してお見送りしました。
(右側は姫路市のマスコットキャラクターの「しろまる姫」で日本女性の持ち物です)
※ベルギーでも日本のアニメは人気があるそうです。
~ ~
どこの国の方にも、「どこから来たのか」「日本のどこに行って来たか」「どこが気に入ったか」
「気に入った場所で感じたことは何か」「これからどこへ行くのか」を一通り尋ねることにしています。
すると、驚いたり、意外だったりすることがあります。
東京、京都、奈良、姫路はだいたい共通していましたが、その他はいろいろでした。
意外なところでは「徳島の阿波踊り」、「水戸の偕楽園」。
ほかにも「屋久島」、「白川郷」、「富士山登山」「広島(たぶん原爆ドーム)」とこちらは
世界遺産ですからなるほど!と思いますが、この中では「広島」というのは初めてのことでした。
世界の目が「広島」に向かうことは嬉しいことです。勿論その方には「素晴らしい旅」とお伝えしました。
そして最後に、「このお茶室と茶庭についてどう思うか」とアメリカ人男性に尋ねてみると、
英語と日本語の対応ブックの、あるページを指さしニッコリしました。
見せてもらうと「serene」=ochitukuと書いてありました。
オウ!オ・チ・ツ・ク!
分かりました!アイ、シー!オチツク!
外国の方にも「落ち着き」を感じて頂き、茶庭もお茶室も喜んでいます。
身振り手振り、全身全霊の国際交流の一日の最後に「最高」の言葉を頂きました。
8月18日