私はこんなカマキリの姿を素晴らしいと思う。
何故なら
ピンと立った触覚や今にも折れそうな細い後ろ足の先までにも
鋭く神経が行き届き、その立ち姿からは気迫さえ感じられて、美しいと思えるからである。
真っ直ぐに向けられた顔はきりっと引き締まり、
とてつもなく大きく見えるであろう私を恐れることもなく、
前足を立てて威嚇のポーズを取り、身じろぎもせずに強い眼差しを私に向け続けている。
この気迫において百獣の王ライオンにだって勝るとも劣らない姿なのである。
~ * ~ * ~ * ~
蟷螂之斧(とうろうのおの)と言う言葉がある。
これは、カマキリのこんな姿を、
「弱いものが身の程も知らず、強い者に立ち向かうことの例え」として
自分の無力さを知らず無謀な行動をとることを揶揄する言葉なのである。
蟷螂之斧の元々の意味は中国の故事にあり、
一国の王にさえ道を譲らなかったカマキリの話であり、
天晴れカマキリ!胸が空く思いがするのである。
しかし、この故事は日本にも伝わり勇気ある虫として称えられたにも関わらず、
今日では元々の意味から離れてしまい、カマキリのこの真剣な姿を揶揄する意味に
使われるようになったことをとても残念に思うのである。
カマキリは虚勢を張っているのではなく
実は、強靱な精神力を持って
毎日を真剣に、精一杯生きている偉大な虫なのである。
何故なら
ピンと立った触覚や今にも折れそうな細い後ろ足の先までにも
鋭く神経が行き届き、その立ち姿からは気迫さえ感じられて、美しいと思えるからである。
真っ直ぐに向けられた顔はきりっと引き締まり、
とてつもなく大きく見えるであろう私を恐れることもなく、
前足を立てて威嚇のポーズを取り、身じろぎもせずに強い眼差しを私に向け続けている。
この気迫において百獣の王ライオンにだって勝るとも劣らない姿なのである。
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蟷螂之斧(とうろうのおの)と言う言葉がある。
これは、カマキリのこんな姿を、
「弱いものが身の程も知らず、強い者に立ち向かうことの例え」として
自分の無力さを知らず無謀な行動をとることを揶揄する言葉なのである。
蟷螂之斧の元々の意味は中国の故事にあり、
一国の王にさえ道を譲らなかったカマキリの話であり、
天晴れカマキリ!胸が空く思いがするのである。
しかし、この故事は日本にも伝わり勇気ある虫として称えられたにも関わらず、
今日では元々の意味から離れてしまい、カマキリのこの真剣な姿を揶揄する意味に
使われるようになったことをとても残念に思うのである。
カマキリは虚勢を張っているのではなく
実は、強靱な精神力を持って
毎日を真剣に、精一杯生きている偉大な虫なのである。