仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




長男が、大阪から大事なお客様をつれて帰ってきました。
高知は初めてと言うことで、皿鉢をとることにしました。組み物と刺身、二皿を頼みました。通常、刺身とタタキは別皿になるのですが、今回は少人数と言うこともあって一緒に組み込んで貰いました。


土佐では宴会を開くことを”お客”と言います。小さな集まりであれば手作りの料理でもいいのですが、大人数になるとやはり、仕出し店から料理を取ります。そんなときの料理が皿鉢で、寿司や揚げ物、煮物、それに羊羹や果物まで、前菜からフルーツまでまとめて大皿に盛ったものが組み物です。
それに刺身、カツオのタタキ、蒸し(鯛などの魚の中におからを入れて蒸したもの)、そうめん、天ぷらなどがそれぞれ、大皿に盛られて並びました。


最近は結婚式もホテルや宴会場などで行うことが多くなり、皿鉢料理だけの宴席はずいぶんと少なくなりました。それでも、見た目も美しく、それでいて色々な種類の料理を自分が好きなだけ小皿に取って食べることができますので、和食宴会のバイキングみたいなものです。ただ、バイキングは料理のあるところまで取りに行かなければなりませんが、皿鉢料理は全て、目の前に置いてあるのですから座ったままでお酒も進みます。



コメント ( 5 ) | Trackback ( )