井持浦教会を出て、福江島の西側を北上します。井持浦教会のあたりで降りだした雨が激しくなってきました。
途中、高浜海水浴場に立ち寄ります。いつのまにか雨は上がっています。
ここは夕日の名所らしいですが、雨は上がっても曇りの天気、しかし素晴らしい景色です。
とにかく海がきれいです。あまり磯臭さを感じないのも海がきれいだからでしょうか。
砂も少しピンク色、曇っていても充分にきれいです。
高浜海水浴場からさらに北上し、貝津教会へ。国道から細い道に入った集落の中にあり、少しわかりにくいです。
木造瓦葺のシンプルな建物で、尖塔がなければ倉庫のようにも見えます。
尖塔部分はモルタルスレート瓦で本体とは材質が異なりますが、1962年の改築時に追加されたようです。
この教会の特徴はステンドグラス、夕日が当たるときれいということですが、この日は曇り、しかし色鮮やかなステンドグラスは曇りでも十分にきれいです。
教会内部は撮影禁止なので、外からステンドグラス越しに撮影してみました。
サングラス越しに見ている感じですが色鮮やかさが少しでも伝わるでしょうか。
蝉時雨の中、ひっそりとたたずむ白い教会、日本にもこんな場所があるとは思いませんでした。
貝津教会からさらに北上し、島唯一の道の駅、「遣唐使ふるさと館」で休憩します。
なぜ遣唐使、と思いますが、この辺が遣唐使日本での最後の寄港地だったとのことです。
今でこそ離島で辺境の地のイメージがありますが、大陸と九州の間にあるわけで、大陸との往来の中継点として、有史以来重要な位置にあったことは間違いありません。古事記のイザナギ、イザナミの国産み島産みの中に登場する、知訶島というのが五島列島のことで、当時の日本の行動範囲内で重要な島であったことを示しています。
さて、ここには急速充電施設があります。
レンタカー会社の話では途中二回充電が必要とのことでしたが、意外に長持ちで、ここまで無充電で走れました。
残り走行可能距離を見ると福江市街まではいけそうですが、念のためここで充電することにしました。
車を借りるときに充電用のカードを受け取っているので、無料で充電できます。
端子の接続の仕方がよくわからず苦労しましたが、充電開始。
しかし、すでに17時を過ぎており、飲食店も閉店しておりやることがありません。
今日は早朝に起きて飛行機でやってきて、休む間もなくレンタカーで島を半周したのでさすがに疲れました。
充電を15分程度で終了し、本日宿泊するホテルに向かうことにします。
<その4に続く>