さて、すっかり日も暮れました。
夕食をとりにレストランに向かいます。
今回のJTBツアーは基本は朝食のみ付ですが、ホテルマルゲリータではオプションの夕食付にしておきました。
レストランは部屋着、サンダルでの利用はできません。
このレストランのメインはイタリアン、基本はコース料理ですが、一品料理メニューも豊富なので、予約だけして一品料理を頼むのも楽しいかもしれません。ちなみに、和食のコースも選べるようです。
今回は、JTBを通しての予約ということで、ホームページに乗っているコースメニューとは異なるメニューでした。
イタリアンということで、飲み物はワインにしました。赤、白ともに2種類がグラスで注文することができます。
この日は、パンは4種類から選ぶことができました。ローズマリーのフォカッチャと全粒粉のパンです。
コース料理の前菜です。
中央が、ミナ貝のアラビアータ。
上が、美豚のロースハム。
右が、鮮魚のカルパッチョ。 この日はハガツオでした。
昨日、やぐら寿しで食べたハガツオの刺身と同じ魚とは思えません。
下のガラスに入ったのが、地蛸のシチリア風サラダ。
左が、五島産岩牡蠣のフリット。ころもが硬く、ちょっと揚げすぎのような気がします。
続いて、パスタ。
青方産障泥烏賊(アオリイカ)とフェンネルのタリオーニ。
以下は細かく切られており、ほのかにいかの香りがします。
魚料理。
若松瀬戸の黒鮪のグリル。
若松瀬戸は、先ほどチャーター船で通ったところで、そこでクロマグロが獲れるとは思いませんでした。
これで肉料理にしてもよいくらいです。
時として、この手の料理の場合、生で食べたほうがおいしいのに、と思うことがありますが、全くそのようなことはありません。
ここまでの料理で感じたのは、ここのイタリアンは、都会で食べるようなニンニクと唐辛子が効いた、はっきりした味とは一味違うということです。これは、逆にごまかしがきかないということでもあります。
ハーブは効いていますが、それ以外の味付けは最低限で、素材の良さを生かしています。スローイタリアンとでもいうのでしょうか、とても体に優しい感じのする料理です。
次は、コース料理ではありません。一品料理を追加で注文しました。
量が足りなかったわけではありません。どうしても食べてみたかったのです。
アクアパッツァ。この日の魚は鰆でした。さかなへんに春の鰆は秋にもおいしいとのことです。
これも魚介の出汁がよく出ているやさしい味で、非常においしい料理でした。
注文してよかったです。
口直し。
見ての通り、赤ワインとぶどうのグラニテです。
肉料理。
五島牛のタリアータ ルッコラのサラダを添えて。
五島牛はイタリアンでも違和感はありません。ここまで結構食べてきましたが、赤身系で重い感じはしません。
ドルチェ。
説明がなかったので推測ですが、チョコレートブラウニーとラズベリーのシャーベット、マチェドニアです。
特にマチェドニア、シロップの味付けが甘すぎず、非常においしかったです。
ホテルマルゲリータの夕食、文句なしです。食材が豊富な五島だからこそできるイタリアンだと思います。
今まで宿泊した宿の中では間違いなくトップレベルです。
ところで、レストランへの通路にあるこの置物、何なのでしょうか。集団でおいてあると結構かわいいのです。
ロビーから庭に出てみます。
風は少し肌寒いです。
雲はなく、きれいな星空を見ることができました。
五島まで来て、本当によかったです。
<3日目に続く>