奈良尾港に行く前に、少し時間があるので、もう一つ教会に行ってみることにしました。
福見教会。南の海に面した駐車場は、小さな花畑がありました。
教会は石垣の上にあり、トロピカルな雰囲気です。
石段を登ると教会があります。
福見地区は住民の90%以上がキリスト教徒で、島内でも有数の信仰の厚い地域だそうです。
白亜のマリア像に、やや季節外れのひまわり一輪。
古びた外観に比べ、内部は、大型の冷房装置が設置されていたり、意外に近代的でした。
これで上五島の観光は本当にすべて終了、奈良尾港に向かいます。
奈良尾港ターミナルに到着。
レンタカー会社に電話をすると、すぐに行きますとのこと。奈良尾に事務所のある会社だったようです。
本当に数分で到着、昨日の受け渡しがうまくいかなかった件について、レンタカー会社には何の非もないにもかかわらず、「いろいろとすいませんでした」と言っていただいて、返ってこちらが恐縮してしまいます。
五島でお世話になった人たちは、みな親切でいい人ばかりでした。昨日のチャーター船の船長さんもとてもいい人でした。
容易に来ることができる場所ではありませんが、ぜひ、また来てみたい、そう強く思いました。
さて、奈良尾のターミナルですが、小さくはないのですが、売店はあるものの飲食店はありません。
時間的にここで昼食をとりたいところですが、残念ながら売店にも昼食の代わりになりそうなものはありませんでした。
ターミナルの近くに飲食店もなく、結局昼食をとることはできませんでした。
待つことしばし、フェリーが到着しました。
福江港を出発し、この奈良尾港を経由して長崎港に向かう、九州商船のフェリーです。
船は2012年に新造された「万葉号」です。
奈良尾港を出港。
また来る日まで。
赤い屋根の高井旅教会が見えます。
先ほど立ち寄った、福見教会も。
本当にいいところでした、五島列島。
さて、万葉号ですが、新造船だけあって内部はきれいで、特にトイレは広くて快適でした。
二等船室は椅子席ではなく、カーペット敷の座敷、要するに雑魚寝です。乗船時間は約二時間半ですが、横になれるのは楽、と思いきや、横になると新造船の割にはエンジン音と振動がダイレクトに体に伝わってきます。
揺れることはありませんでしたが、時々大きなうねりが感じられ、酔うことはありませんでしたがちょっと苦手かも。
奈良尾で昼食をとらなかったのは正解だったかもしれません。
<その4に続く>