ジョニー・デップ×ティム・バートン監督と言われて
期待しない人がいるであろうか。(いや、いない)
「ダーク・シャドウ」69点★★★★
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18世紀半ばの米・メイン州。
コリンズ家の御曹司バーナバス(ジョニー・デップ)は、
遊びで手を出したアンジェリーク(エヴァ・グリーン)の恨みを買い、
恋人(ベラ・ヒースコート)を亡くし、
自らもヴァンパイヤにされ、棺に閉じ込められてしまう。
そう、実はアンジェリークは
呪いを操る恐ろしい魔女だったのだ――。
そして1972年。
ひょんなことから200年の眠りから覚め、現代に蘇ったバーナバスは
子孫であるコリンズ家の当主(ミシェル・ファイファー)や
その娘(クロエ・グレース・モレッツ)らと出会い――?!
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1966年から71年に全米で放映され
カルト的な人気を誇ったTVシリーズを映画化したそうです。
ドラマは見たことないんですが。
この映画のキモは
200年前から蘇ったゴシック調のジョニデが、
1970年代のサイケでヒッピーな文明に驚く
そのギャップ。
カーペンターズの平和でのんき~な音楽にのせて
文明に驚きまくるジョニデの挙動や
「おぬし…」的言葉使いがおかしかったり。
まあお侍さんが現代にタイムスリップしたり、
ローマ人がタイムスリップするのと構造は同じだけど(笑)
ネタとして、おもしろいですよね。
特にティーンエイジャーの娘(クロエ)との
噛み合わないやりとりは笑えます。
笑えるんだけど、
すごく正直に言いますと、
期待値ほどの笑いはなかった。
せめて笑いが
もう7割増しだったらよかったのになー。
ディズニーのホーンテッドマンションを
イメージさせるシーンなど
かなり大衆的な大がかりっ気がある分、
ダーク&ビターっぽい感覚がないというか。
話のほうも
ちょい風呂敷を畳むのに苦労した感がありました。
ただ驚いたのは、ミシェル・ファイファー。
めちゃくちゃティム的ゴシック世界にハマっていて
よかったです。
常連ヘレナ・ボナム=カーターも顔負けなほどでしたよ、ハイ。
★5/19(土)から全国で公開。
「ダーク・シャドウ」公式サイト