ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

メン・イン・ブラック3

2012-05-20 20:43:53 | ま行

まさか10年も経って、
このコンビに再会するとは思わなかったなー。

「メン・イン・ブラック3」3D版 69点★★★☆

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ときは現代。

米政府は隠しているが、
実はずいぶん前から地球には
こっそり大勢のエイリアンたちが暮らしていた。

そんなエイリアンたちの犯罪を取り締まる
メン・イン・ブラック(MIB)の
ベテラン捜査官“K”(トミー・リー・ジョーンズ)のもとに
極悪エイリアン・ボリスが刑務所から脱獄したとの知らせが届く。

ボリスは“K”に恨みを持っていた。

“K”の相棒“J”(ウィル・スミス)は
彼を守るために、事件の鍵を握る
1969年にタイムスリップをすることに。

そこで“J”が出会ったのは
若き日の“K”(ジョシュ・ブローリン)だった――。

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これはですねー
思ったよりも、面白かった。

試写後のみなさんの感想も、そんな様子でした。


1作めは1997年、2作めは2002年制作。
1作目から15年も経ってるってすげえ。

さすがに2作目とか忘れていたんで、
最初がいきなり復讐話から始まり
「話がわからん??」と思ったけど、
知られざる“K”の過去話なので、知らんのは当たり前でした。

なのでシリーズ未見でも、楽しめると思います。


ビルの61階から飛び降りて、過去にタイムジャンプするシーンは
3Dならではの体感が“怖オモシロイ”だし、

また行く先が1969年なので、
ファクトリーと言って工場ではなく、
ウォーホルが出てきたりする展開に笑った。


そのファクトリーを闊歩する
“トンガった”ファッションの人々を見て、
“J”が「みんな宇宙人かよ」て(笑)


アクションをゆるーく回避したのか
トミー・リー・ジョーンズの出番は少ないんですが、

彼の若き日をジョシュ・ブローリンが演じるというアイデアが
うまく効いていてましたね。

とにもかくにも
地球に実は宇宙人がたくさん生息しているんだ、という設定の妙が、
意外に色褪せてないことに、今更ながら感心。

そしてあの記憶を消しちゃう“ニューラライザー”も
映画史に残る名マシンだなあと、改めて。

本作では69年型の“ニューラライザー”が見られますよ(笑)


★5/25(金)から全国で公開

「メン・イン・ブラック3」公式サイト
コメント (2)
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