ラララララ、ラブサンバディトゥナイッ
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」60点★★★
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湾岸署の所轄内で
誘拐事件が発生。
数時間後、青島刑事(織田裕二)は
射殺された被害者を発見する。
そのころ警察庁の上層部は
事件に使用された拳銃が、
警察の保管庫から持ち出されたものだったことを掴んでいた。
上層部は
青島ら所轄にそれらの情報を一切流さず、
鳥飼管理官(小栗旬)に現場指揮を任せ、
事件を隠蔽しようとする。
しかし、事件の裏には
さらに深い闇が隠されていた――。
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15年めのファイナル?そうか、終わってなかったんだっけ(笑)と
なにやら懐かしい感じで見てきました。
冒頭、主要キャラの過去作品からの映像が出てきたりして
やっぱり統括っぽい雰囲気。
コミカルな部分は
やや上滑りだけど
事件がここ最近多い
猟奇的殺人とか、大がかりなテロとかでなく、
シンプルな動機に基づく事件なのが、逆に新鮮だったな。
正義よりも保身に走る人間の汚さや
組織のゲスな部分など、
こっそり匂わせるどころでなく、もう前面に出して描いちゃう!という
わかりやすさも、まあこの場合はよしかもしれません。
一番思ったのは
「踊る~」って、ホントに群衆を細かく描くなあという点。
湾岸署内という職場で
大勢の署員たちがワラワラと働く様子を細かく描写し、
一人一人に、人格を与えようとしてる感じ。
「職場」や「組織」を視覚的に意識して描くことで
「組織」と「個人」の関係や、
「仲間意識」が生まれる様子を
描写しようとしてるのかあと、思いました。
ただ
ラストがくどいのが惜しいですね。
まあ、こうしてみると
「湾岸署が実際にできた」というのが
このドラマの功績というか、一番面白いところですねやっぱり。
★9/7(金)から全国で公開。
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」公式サイト