青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

万博・お祭り広場

2021-05-06 | 昭和・懐かしい北摂の風景

万博の話が出たところで、万博の写真を見ながら懐かしんでみましょう。太陽の塔に説明は不要でしょうが、1970年にこれだけの人が集まったイベントを開催していたことに驚きます。

下の「お祭り広場」の写真は今では懐かしい。僕がたまたま万博の後に遊びに行った時は、そこでアグネス・チャンがコンサートをしていたのを観ました。高校生の時には、「ホテル・カリフォルニア」で有名なイーグルスのコンサートをここで観ましたし、ジャイアント馬場の全日本プロレスが、ここで興行を開催していたこともあります。白覆面の魔王デストロイヤーとブッチャーの遺恨試合を観たのはここでした。



お祭り広場は、太陽の塔の背後に設けられた場所で、小豆島の亀山八幡宮例祭の見物席である、階段状に石垣を積み重ねた桟敷をヒントに作られたのですが、今見たらすごい。連日いろんなイベントをここで開催していました。

僕の友人もここで、この屋根の下で吹奏楽の演奏をしました。サウジアラビアの親善か何かで。ご褒美は、砂漠の砂だったそうです。サウジアラビア館に入館しても、記念に「砂漠の砂」は貰えたので、親善演奏のご褒美もそれと同じ・・というのは・・。

ユニットに分割された客席群の向こうに見えるのは、ソ連館の尖端です。

太陽の塔には未来を表す「黄金の顔」、現在を表す胴体の「太陽の顔」、過去を表す背面の「黒い太陽」の3つに加え、地下に人間の祈りや心の源を表す「太古の太陽」がありました。現在も太陽の塔の地下から内部が公開されています。必見!万博当時のままの内部は、まるでタイムカプセルのようです。(事前予約が必要。コロナ感染拡大の為、HPで詳細をご覧下さい。)



万博開催中の70年4月、黄金の顔の右目に男が8日間にわたって籠城した「アイジャック事件」もありました。・・・知っている人は少ないかな?因みに犯人は「赤軍」と書いたヘルメットを被っていましたが、過激派とは何の関係も無かったことが、今では分かっています。この時、太陽の塔の目が光ることを知った人も多いのでは?