桜が綺麗に咲いています。コロナが落ち着いて来た事もあり、まさに春到来という気分になります。(コロナには全く油断していませんが)
池田の五月山と言えば、昔から桜の名所。毎年大勢の人が押しかけていました。
僕が社会人になった頃は、会社で花見に行くのが普通の時代。その日は場所取りに行くのが、新入社員の仕事でした。シートを敷いて仕事を終えてみんなが集まるまで場所をキープする。今もそういう会社はあるのでしょうか?
夜桜を見ながら酒を飲み、カラオケまで持ち込んでのどんちゃん騒ぎも普通に見ることが出来ました。
今はそんな光景を全く見ることが無くなりましたが、それ以前に花見に行く人の数が減っているような気がします。体育会系の部活や会社の団体行動が否定され、個人の主張がまかり通るにつれ、良くも悪くも日本から「伝統」が沢山消えて行きます。その1つが花見の在り方なのでしょう。
会社で新入社員に酒を飲ませる事が適度の量であっても否定され、宴会芸や歌の強要はもっての外。確かに良い事なのかも知れませんが、それによって連帯感が希薄になり、同じ境遇の社員同士のぐちり酒や、会社や上司の批判の席ばかりが残っている。同期同士のSNS繋がりで弱い者が群れる。そういう光景が多いという、後輩達からの嘆きの声も聞きます。世代、時代によって価値観は変わります。
これは昭和42年(1967年)の池田市・五月山、秀望台のヘアピンカーブ付近の写真です。このように五月山の観光道路にどっと人出がありました。
秀望台に四阿(あずまや)があり、アイスクリームを売っています。懐かしい光景です。