先月に続き、ご紹介するお店は「ちゃんこ居酒屋 カンちゃん」です。
お店のドアを開けるとすぐに元プロレスラーのキラー・カーンが立っています。大抵の人は驚くでしょう。とにかく身体がでかい!1人3,500円の「カンちゃん鍋」はお薦め。その迫力に驚くと思います。たまにキラー・カーンは自転車に乗って、近所をぶらつくのが趣味ですが、自転車が本当に可哀想です。
この人の良いカーン。昔は小沢正志といい、日本プロレス時代からのレスラー。その前座時代にもらったサインを披露すると、ここでも驚いてくれました。(笑)
何しろ、新日本プロレス時代に海外修行でNYに行き、あのアンドレ・ザ・ジャイアントの足を折った大ヒールとして、全米でアンドレとの遺恨試合を繰り広げ、どこもかしこもフルハウスにした人です。日本よりもアメリカで、カブキと同じくスーパースターの地位に登り詰めた人です。
お店の料理はボリュームがあり、だし巻も美味しいです。ただ僕は満腹になり、一人前も食べきれません。歳を取ると食べる量が減りますね。我が家の高校生なんかいくらでも食べますから・・・。僕も昔はそうでした。
お客さんからの「タッグパートナーで上手かったレスラーは誰?」という質問に、「タッグは嫌い。だって俺パートナーに気を使うからダメなんだよ。俺はシングル向き。」と照れくさそうに苦笑いしながら話していました。
しかし、カーンはいろいろあったのは事実ですが、事実を勘違いしてそれを真実だと思い込む癖がある。その1つがジャパンプロレス~全日本プロレスへの移籍にまつわるお金の問題。長州の移籍金がいくらだの、推測でモノを言い過ぎる。「長州の悪口は本では書けないから、いつでも店に聞きに来てよ」とことあるごとに発言し、それが多くの出版物に掲載されています。
この日も、「長州の話を聞きたいなら、また来てよ」と言われた時、このお店には来ることは無い・・僕はそう思いました。こういう無責任なところが、結局誰も彼の引退を止めなかった原因だと思います。気が小さいだけに、いつかトラブルを起こしそうな気がします。
今回は小沢ではなく、キラー・カーンのサインを頂戴しました。
昨年12月にご紹介した「カブキ」のお店も、このお店も素晴らしいのは、彼らがいつもお店に出ているということ!人に任せてオーナーをしているだけではありません。いつでも彼らに会えるということです。よくある、「このお店は誰々が経営しているのよ・・」というお店ではありません。ファンの方はぜひどうぞ!