青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

愉快な街の “広告” ~TVやネットだけが広告じゃない!

2020-10-10 | ぶらり散歩

昨年2019年のインターネット広告費は2兆1,048億円と、6年連続で二桁成長。テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)の1兆8,612億円(前年比97.3%)を超える結果となりました。しかし、宣伝効果はどうなのでしょう?今年、テレビ広告ではありませんが、蜂蜜やバターにコロナ予防効果があるとテレビ番組が言えば、店頭から一瞬で商品が消えました。今でもテレビの影響力は絶大です。

僕はネット広告は全く見ません。通信速度の妨げになるもの、余分にパケットを使わせる要らないものと考えています。テレビのCMは、テレビがついていると、嫌でも耳や目に入って来ますし、録画したものをCMを飛ばして見ようとも、多少は目に付きます。テレビでCMソングとして使われた曲が、大ヒットする時代もありました。数字上の差はともかく、まだまだテレビの広告効果は強いと思います。

同時に、街の看板の宣伝効果も大きいと僕は思います。最近は最寄りの私鉄沿線の駅の看板広告が激減しました。でも、その町のどこにどんな病院があるかは、駅の看板で僕は昔から知りました。駅に停車すると何気にホームの看板が目に入り、地元密着の広告であるだけに効果は大きいと思います。ただ、商店街のお店も個人病院も、少子高齢化で後継ぎ不在やインターネット・ビジネスの発展で閉店に追いやられ、駅の看板広告の減少という結果に繋がっています。

でも、お店の看板広告には、まだまだ可能性があるし、面白いものがいくらでもあると思います。また、それを見るだけでも楽しい!そういう看板が街の景観を損なうのではなく、街の活性化に一役買っているのではないでしょうか?ついつい道路を車で走っていると目に付く看板があります。事故を誘発されては困りますが(笑)面白い看板をご紹介すると・・・

これは中国自動車道、兵庫県・宝塚インター付近のビルの屋上に設置された広告です。初めて見た時は、人が看板の設置作業を行っているのだと思っていました。ところが渋滞した時に気が付きました。人じゃない!と。(笑)

そしてこちらは、兵庫県・伊丹市の171号線・軍行橋付近のお店。横に同乗していた友人が、「あ!スパイダーマンだ!」と大きな声を出すので、歩道を見ても誰もいない。「どこどこ?」「上!上!」「どこ!?」・・・

いました。紛れもないスパイダーマンが屋上に!こちらはすぐに気が付かないかも知れませんが、発見した方は「え!」と驚き、次に笑ってしまうと思います。夜に発見した人は、絶対に一瞬泥棒かと思いそうです。(笑)

僕は海外に行くと、街の風景、特にお店の看板を写真に収めるのが大好きです。あなたの街にも必ず面白い広告があると思います。ぜひ発見して下さいね。


50円・自動販売機

2020-10-09 | 今を考える

あなたの街の、よく見る「自動販売機」。飲料水の値段はおいくらですか?

僕の近くのは 50円 です。

いくら何でも安過ぎる。賞味期限切れの近い物等を安く仕入れ、それを安く提供しているそうですが。

これは本当にどうなんだろう?日本はここ数十年の間、いろいろなモノの値段が上がっていません。逆に下がっているものが、とても多い。散髪代・・20年以上前、2,500円だったものが、今は1,000円のお店ばかりで、腕が悪そうに思えて怖くてお店に入れません。

飲食店も安いし、ワンコインとか100均とか、とにかく安いものが氾濫しています。安かろう悪かろうが横行している。コロナ禍で「中国製マスク」の品質・売り方のいい加減さが露呈し、日本製の大切さが世の中に理解されたかと思うのも束の間。世の中がコロナ禍されると、日本製は高いということで、洗えるマスクを何度も何度も洗い、何カ月間も使う。

マスク1枚当たり、日本製は50円として、清潔さを保ち、自分を守るためにも1日3枚使ったとしても、150円。これって、缶コーヒー1本、スポーツ新聞1部と同じ値段です。健康の為の、「たった」150円だと僕は考えます。

これを高いと感じるのは、ここ数十年、物価が上がらず安過ぎる。そして、給料が上がっていないからです。こんなのは日本だけ。薄利多売でやって来たから、インバウンドが減少したら虫の息。安い給料でも低い物価だからやって行けた。

その代り、海外は給料も上がるけれど物価も上がっているので、僕たちが海外の物を買おうとすると、高いと感じることになるのです。代表的なものとして、スマートフォン、特にiPhoneです。たかが携帯端末が10万円を超える。高額だからこそ、分割にして月々の通話料と併せて請求することで誤魔化しています。現金払いか、本当のローン販売だけにしたら、こんなに売れないでしょう。でも、10万円を超える物等、昭和から平成の初め頃に若者が購入しようとしたなら、保証人を取った上で信販会社の審査があるのが普通でした。

この今の日本の物価の安さ。海外との競争力を若者世代が失いつつあることに、多くの人が気付いて考え直してもらいたいと思います。


ハロウィーン 商戦到来!

2020-10-08 | 日記
秋晴れの気持ちの良い日、所用でバイク移動の途中、喉が渇きお腹も空いたので、超久々・1年以上ぶりにモスバーガーさんへ。
 
多くのファーストフード店が、今や座席間隔を空けることもなく、消毒もきちんとせず、コロナ以前のように出来るだけお客を詰め込んでいるのとは対照的に、きちんと座席を間引きしていました。営業する側は大変でしょうが、当方は安心して食事をすることが出来ました。横の席に居座る「魔女」も可愛い❗️こういうお店なら、足を運ぶ気持ちになれます。
 
 
スーパーに買い物に行くと、「ああ、もうこんな季節か」と思わせる「ハロウィーン商戦」が始まっています。
 
 
海外ならハロウィーン~感謝祭~クリスマスと、年末へ一気に突き進みます。日本では恒例の単なる「商戦」の1つですが、少しでも経済活性化に繋がればいいですね。東京渋谷のようなバカ騒ぎは、コロナ・ウイルス感染防止の為にも止めて欲しいですが。

曽根崎センター街の “喫茶アメリカン”

2020-10-07 | 昭和の喫茶店

梅田の今は無き名店「アメリカン」を御存知ですか?

御堂筋と新御堂筋に挟まれた、阪急東通りに負けない「曽根崎センター街」。大阪の学生なら、この中の「亀寿司」や居酒屋「本陣」には1度は足を運んでいると思います。その曽根崎センター街・お初天神通りの入り口。



左にかつては映画館「梅田グランド」があり、梅田花月劇場がありました。その右側、現在は雑居ビルですが、昔はここが「喫茶アメリカン」でした。3階建て。1階から3階まで全て喫茶店!歴史感あふれる古い建物でした。

道路を挟んだ向かいには「ディスクピア」があり、1階がカメラ、2階から上がCDやDVDのソフトを販売している大型店舗がありました。そこで買い物を楽しんだ後、このお店で一服するのですが、今では見られないほど喫煙率の高い時代でしたから、店内はタバコの煙が漂い、珈琲の味も苦く感じました。

80年代終わりだったか、90年代に入ってからか、このお店は最後は火事で灰になり、その歴史に終止符を打ちました。梅田のド真ん中の火事だったので、大きく報道されました。


ハート・ロッカー ~ 2度は観たくない作品No.1

2020-10-06 | 青春・名画劇場

僕がこれまでに観た映画の中で、最も「2度は観たくない」と思った作品が、「ハート・ロッカー」です。映画とは何だろう?そんな考えても仕方がないことを思わせる作品で、面白くないから2度観ないのではなく、見ている間中苦しい時間が続く為、疲れ果ててしまいました。

第82回アカデミー賞最多6部門受賞(作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞・音響編集賞・録音賞)、世界の主要映画賞104冠(全米映画批評家協会賞、全米監督組合賞、全米製作者組合賞、英国アカデミー賞等)に輝き、圧倒的な作品評価を獲得。これでは素通り出来ません。

イラクで活躍する高度な専門テクニックと冷静沈着な判断力を求められる爆発物処理班の若き兵士3人を主人公に、彼らの38日間の任務を追った物語で、爆弾処理の現場をリアルに描いた緊迫感溢れる映像が息苦しく迫って来ます。ただ、残酷描写や戦場に血が飛び散るが為に、リアルということではありません。そういう描写についてなら、ホラー映画の方が余程残虐に描いています。

ロケは、クウェート、ヨルダン、アンマンで行われており、中東がどういう場所なのか、アメリカ兵がどのような場所に何をしに派遣されているのかが分かります。この映画を観れば、戦争の良し悪しや戦争の意味ではなく、戦場について理解出来ると、僕は考えます。派手な敵味方に分かれての銃弾戦は描かれていません。

この映画に関しては、観ていない人にどういう映画であるかを説明出来ない。また観た人とこの作品について語り合うことも無いかと。ただ、中東に実際に赴いたアメリカ軍人と話をするには、これを観ておくだけで、戦争についてどこまで切り込んで話せばいいのか、どういう質問はするべきではないかということを、心ある人なら学ぶと思います。

題名の「ハート・ロッカー」とは、アメリカ軍のスラングで「苦痛の極限地帯」、「棺桶」を意味します。