昨日午後、札幌中島公園で北海道弁護士会主催の安保法案に反対する集会とパレードが行われ参加した。
安保法案は違憲であり且つ、8割以上の国民が政府の説明は不十分と考えているもとで、政府与党は、週明けにも委員会での採決を強行する構えを見せる緊迫した情勢のもと、30℃を越える炎天下、6,000人を越える人々が参集した。
とりわけ、参加者の半数以上が労働組合や平和団体などの「組織に属さない」私たち一般市民であった。(大きな写真)
集会では、主催者を始め、宗教者、憲法学者などが挨拶したが、中でも、自衛隊北部方面戦車隊の兵站(後方支援)を担っていた自衛官OBが、安倍首相の国会での答弁は信用できないと厳しく指摘していたのには共感を覚えた。
つまり、兵站は、戦闘部隊に武器や食料などの物資を供給する部隊であって、これなくして戦闘はあり得ない。また、戦闘が激しくなったら(兵站=後方支援部隊は)撤収するというが、こんなナンセンスなことはあり得ない。戦闘が激しくなればなるほど、兵站の必要性は増すから撤収などできようがないと。
集会の後、参加者は市民を先頭に長蛇の列となって、沿道の市民に「戦争法案」反対を訴え、大通り公園までパレードした。