アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

パイたいやき

2017年12月21日 | アーバンライフ

近くのお弁当屋さんで「パイたいやき」なるものを売っている。

どんなものか気になっていたのだが、年寄りが「たいやき下さい」でもないと思い、買わず仕舞いになっていた。

他方、家内にその話をして、「買ってくれば」と謎かけしてみたが、一向に実現しない。

やむなく、昨夕、散歩に出た際立ち寄って2ヶ買って帰った。

これを今朝のお茶の時間に試食してみたが、かなり「イケル」との結論になった。

長方形のパイ地に粒あんをのせて魚の形に焼き上げたものだが、パイ地がしっかりしていておいしいと思った。

先日は、「好評につき売り切れ」の札が出ていたから、普通のたいやきではなく、「パイ地を使う」というひと工夫が受けているのかも知れない。値段も1ヶ200円と幾分高めなのだが。

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第23回公判傍聴記~北海道泊原発廃炉訴訟

2017年12月20日 | ドラミング

昨日午後、札幌地裁第8法廷で第23回口頭弁論が行われた。

厳寒の中、傍聴希望者が予定席数(60席)を上回わり抽選となったが、幸い、小生は入廷できた。

意見陳述者は、「廃炉の会」世話人で札幌市在住の千田素子さん。
一市民としての立場から、福一被災者に対する自治体や政府からの理不尽な扱いは納得できないと泊原発の廃炉を強く求めた。(別項ご参照)

原告弁護団からの陳述は、
①先の広島高裁における伊方原発運転差し止め判決に見るように、原発訴訟の原則的立場についての解明を行った。

また、被告(北電)が1・2号機直下の活断層の有無について検証できないことから(規制委員会の)同意を得られていない点も問題だと指摘した。

②一方、裁判所から求められていた原子炉破綻に至る要因とそのシーケンスについての技術的説明を行った。

次回公判は、3月20日の予定。

前回公判の様子を伝える「HAIROニュース」をご紹介します。

千田さん陳述全文。

原告の千田素子です。私は平凡な一市民です。権力も権威も名声も、また取り立てて語るほどのキャリアもない、極々小さき存在です。しかしだからこそ、多くの声無き声の代弁者たりうるのではないかと思っています。そのような立場から意見を申し述べます。

さて、私は、この数ヶ月に私が深く考えさせられてしまったニュースを二つ、ここで紹介したいと思います。

一つは、東京電力福島第一原発事故により今も避難を続ける女性が、国連人権理事会のプレセッションでスピーチをしたというニュースです。彼女は、原発事故以来、過酷な状況に置かれている被害者の、とりわけ悩み苦しみそして今では疲弊している母親たちの、怒りと悲しみの声を伝えるために、スイスのジュネーブに赴き各国政府の代表者の前で被害者の現状を訴えました。

実は、日本政府は2013年すでに、人権理事会から「福島の住民の健康の権利を放射能から守るために必要な措置を講じるjよう勧告を受けていま寸㌔しかし、政府がそれに応じる気配はなく、被害者の人権侵害は一向に改善されていません。たとえば、十分な健康調査が実施されず、調査・診断の結果も知らされない現状。また、「安全性」をアピールするために福島県の農産物を県内の学校給食に用い、それを子供たちに食べさせている現状。更には、年間20ミリシーベルトの地への帰還を強いられている現状があるのです。

何故か、救済を求め続ける被害者の声が日本政府には届きません。自国の政治がとても遠く、世界の良識に問題解決を委ねるしか道がないところまで被害者は追い詰められている、と私は思います。

もう一つは、山形県米沢市の雇用促進住宅に住んでいる8世帯の自主避難者たちが国から訴えられたニュースです。福島県による住宅無償提供が今年3月末で打ち切られたため、4月から家賃を支払えずに、しかし帰る場所もなく住み続けた人たちに対し、住宅の明け渡しと「4月からの家賃の支払い」を求めて、高齢・障害・求職者雇用支援機構が山形地裁に提訴したというのです。他の避難者は家賃を払っているので公平・公正性の観、煎から容認できないと、訴状には書かれているそうです。

このニュースに接したとき、私は言葉を失いました。加害者である国が、その被害者である避難者たちを被告として訴えたのです。あまりにも理不尽です。国策で原発を作り、安全神話と経済優先で推進し、事故を起こして被害を発生させた国の行為、加えて、2012年に制定された「子ども・被災者生活支援法」の適切な運用をせず、被害者に寄り添った生活支援の施策を怠った国の行為が、避難者の現在の状況を作り出していることを、国は、行政は、どのように捉えるのでしょうか。

提訴によって、自主避難している小さき者たちのささやかな暮らしまで奪い取ろうとする。これが行政権の公正な行使だとは、私には思えません。政府の強引な帰還政策がフクシマの被害者を更なる苦況に陥れていることが、二つのニュースからもよく分かります。

2011年3月11日、原子力災害対策特別措置法に基づいて発令された原子力緊急事態宣書は、現在も発令中です。郎ち、今なお大量の放射性物質が漏れ続け、溶け落ちた炉心は掴み出せず、収束の目処さえ立たない状況下では、政府は原子力緊急事態宣言を解除できるはずがないのです。否、敢えて解除しないのかおしれません。解除すれば、平常時の20倍の年間20ミリシーベルトまで住民を被曝させるような場所に、避難者を帰還させることが出来なくなりますから。

政府は「20ミリシーベルト以下なら安全・安心」という根拠のないキャンペーンを張り、放射能安全神話を人々に新たに刷込むことで、避難者を半強制的に帰還させています。それが何より「復興」の証となるからです。その上で、放射能汚染や被曝のことを語れない空気を作り、原発事故を忘れ、何事もなかったようにフツーに暮らすことを政府は推奨しているのです。帰還政策は、為政者が人々の命には全く頓着しないことを如実に示しています。

フクシマを経験し、私は、放射能がもたらす惨禍と悪政がもたらす悲劇を、記憶に止めたいと思います。またそれらが、人々から”平穏な生活”を奪ってしまうことを肝に銘じます。そして、私は宣言します。「ノー・モア・フクシマ」と。

原発を存続させるべきでないことは、多くの識者が様々な場面で様々な視点から言及しています。また、泊原発の危険性については、この法廷でこれまで、弁護団が十分に指摘して下さいましたし、たくさんの方がこの場に立って言葉を尽くされました。

結論は明白です。地震大国日本で原発を作ってしまった過ちを直視するならば、選択肢は廃炉しかありません。私たち大人には、廃炉によって未来を創設していく義務が、課せられています。一刻も早い泊原発の廃炉を求めます。

どうか、司法の権威を、行政に対して、政府に対して、示してください。
小さきものの声に耳を傾けてくださいましたことに、感謝申し上げます。

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映画「しあわせのかおり」

2017年12月19日 | アーバンライフ

久しぶりに自宅のPC(の小さな画面)で映画を楽しんだ。

アマゾンプライムの(無料)DVD。
主演は、中谷美紀さんと藤竜也さん。三原光尋監督2008年の作品。

物語~古都・金沢の港町にある小さな中国料理店「小上海飯店」。年老いた中国出身の名料理人が、丹精込めて作る料理は、お客さんに”しあわせをもたらす”逸品ぞろい。

一方、デパートの営業貴子は、出店要請を拒む店主の王慶国に手を焼くが、その料理の持つ不思議な魅力に惹かれ、弟子入りして修行に励むことに・・・。

映画は、途中で、店主王慶国の故郷「紹興」を訪れる場面が紹介されるが、そこは、かって(2011年に)訪れた蘇州地方の街と人々の暮らしを彷彿とさせるもので、とても懐かしく拝見した。

2時間を越す大作なのだが、料理を通してつながる人々の絆のたしかさを伝える良い映画だった。写真は、ネットから拝借しました。

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「つぶやき」傑作選

2017年12月18日 | ドラミング

ダウン以来ご無沙汰していたが、久しぶりにツイッターを見た。

先ず、気になったのは、「#metoo」というハッシュタグ。
つまり、「私もハラス受けた」という(勇気ある)発信を指す。

そして、(電通での)衝撃的な「me too」がこれ。

この著名なクリエーターは実名を公表され、「イヤ~、ゴメン」と謝罪したそうだが、そんなことで済むわけはあるまい。

 

補助金詐欺容疑で起訴された籠池夫婦を、大阪地検特捜部が(7月末以来)5ヶ月にわたって拘留を続けている問題。今だ肉親の接見も許されず、長男佳茂氏の「つぶやき」が悲痛だ。

一方、加計学園問題は、前川前文科省事務次官が腹をくくったようだ。

そして、結論。

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糠漬け

2017年12月17日 | アーバンライフ

これは今朝、6時半頃の拙宅から南の方角を見たの図。
朝焼けの空が広がっている。昨日の降雪(しかも湿った雪がかなり降った)がウソのようだ。

それにしても、昨夜の男子サッカーE-1、対韓国戦はひどかった。

監督自身が、「韓国が一番強い」なんて公の場で言っているせいか、サムライ諸氏に闘う姿勢は感じられず、終始、韓国選手のスピードに押しまくられる展開となった。

結果も1対4とボロ負けで、途中からとても見てはいられないと、気になっていた糠床の手入れをした。

びしょ濡れになったペーパータオルを取り出して捨て、新しい糠と適量の塩(糠床全体の1/3ほど)を追加して適度の粘度にし、新しく白カブや人参などを漬け込んだ。

1~2日すれば、美味しい糠漬けが出来上がる。楽しみだ。

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不機嫌な売り子たち3

2017年12月16日 | アーバンライフ

預金通帳を見失った。
いつ頃からか記憶にないのだが、たぶん4月の旅行の際どこかにしまい、その場所を失念したということだ。

兎に角、日常生活に直結している口座故、各種引き落としが確認できず困っていた。

そこで、昨日、やむなく銀行へ出向き再発行を依頼したのだが、これが大変で、やれ紛失届をどうするだの、電話番号が違っているなどすったもんだした挙句、ようやく再発行してもらうことができた。

この対応をしてくれた銀行員は年配の女性だったのだが、総じてスムーズで良かった。

ただ、再発行された通帳を小生に手渡しつつ、やれ、電気代の引き落としがないがどこの電力会社を使っているのかなど、かなりプライバシーに踏み込む質問があり気になった。

また、年配の女性行員(複数)の身だしなみの悪さも気になった。髪はボウボウ私服はヨレヨレで、これでよく客商売が務まるなとあきれてしまった。

その足で、クリーニング屋さんへ行ったのだが、依頼した洗濯物(スラックス2本)に対し、やれ、シミがあるの汚れがひどいのと、クレームばりのコメントがあり、要は、後の仕上がりに文句を言ってくれるなと言わんばかりの態度には少々、ムッとした。

という訳で、日頃は、スーパーのレジで「お願いね」程度の会話しかしないから破綻はないが、少し突っ込んだやり取りをしようものなら、あれこれその不機嫌さが気になってしまうから困ったものである。

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挑戦中

2017年12月15日 | 名作読破PRJ

今年は、古今東西の名作に挑戦しようと、藤村の「夜明け前」に始まり、ドストエフスキーの「罪と罰」やトルストイの「アンナ・カレーニナ」などを読んで来た。

そこで、今年の締めに、

と「・・・兄弟」に挑戦中なのだが、文庫版5冊の内、2冊を読み終わったところで、風邪でダウンし中断していた。

その後、風邪も良くなったので、続きを読もうと先日図書館に行ったら、何のことはない、誰かが5冊全部を借り出してしまっていて(3冊目以降は)読了に至っていない。

今どき、「・・・兄弟」を5冊も一遍に借りる人がいるなんて信じがたい思いだ。

とは言え、名作に挑戦中のご同輩には、熱いエールを送りたい。

以上、今回は読後感というより経過報告である。

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半世紀

2017年12月14日 | アーバンライフ

先週末、小生らは結婚50周年を迎えた。

一応、金婚式ということなのだが、これと言った特別のこともなく、近所のカフェに二人でランチを食べに行った。

それにしても、二人とも大事なく健康でこの日を迎えられたことに感謝あるのみだ。

ということで、次のターゲットは2020年(小生80歳、家内77歳)ということであろうか。

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時事川柳傑作選

2017年12月13日 | ドラミング

先ほど届いた朝刊(朝日)の投稿川柳。

いずれも世相を反映した傑作だ。
というわけで(賞味期限もあるので)早速ご紹介しよう。

1句、特別国会での政府答弁。
値段の話はしたが、売却「価格」については話していない、だとよ。以下、同文。

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「今年の一皿」は鶏むね肉料理

2017年12月12日 | アーバンライフ

グルナビが選んだ今年の一皿は、「鶏むね料理」だった由。
何でも、鶏むねは、高たんぱく低脂肪で、これが高齢化や健康志向が高まる世相にフィットしたのだそうな。

一方、大分前になるが、新聞(朝日)の寄稿欄で、牛肉が消費する水資源の多さを知りびっくりしたことがある。

曰く、1kgの肉を生産するのに必要な飼料と水の量だが、

 ・牛肉 飼料 11kg → この飼料の生産に必要な水 20,000リットル
 ・豚肉 飼料  7kg → この飼料の生産に必要な水  6,000リットル
 ・鶏肉 飼料  4kg → この飼料の生産に必要な水  4,500リットル

という訳で、100グラムの牛肉を食べるためには、風呂おけ10杯分の水(2,000リットル)が必要だというのである。

この点からも、鶏(鶏むね)肉料理がもっと推奨されても良いと思った。

蛇足:拙宅での鶏むね料理は、こちらでご覧になれます。

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