アーバンライフの愉しみ

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阪田知樹リサイタル

2017年12月25日 | 音楽三昧

昨日午後、近くの芸術文化ホールで阪田さんのリサイタルを聴いた。
イヴでもあり、クリスマスにちなんだ選曲。

プログラム

 ・J.S.バッハ フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
 ・ベートーヴェン ピアノソナタ 第31番 変イ長調 作品110
 ・ショパン スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
 ・リスト クリスマス・ツリー S.186/R.71より
 ・ラフマニノフ 晩祷 作品37より第5曲
 ・ラフマニノフ ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 作品36

阪田さんは、本邦では広く知られているピアニストではないが、経歴書によると19歳の時、ヴァン・クライバーン国際コンクールで最年少入賞を果たし、また、各種の国際フェスティバルに招聘されるなど、国際的に広く活躍されている由。

その繊細なタッチから紡ぎ出される音楽は、特筆に値する。スタインウェイの華麗な響きと相まってすばらしい演奏を聴かせてくれた。

演奏後、ご本人からプログラムについての解説と挨拶があった。イヴと新年を迎える聴衆に対し、心のこもったメッセージがあり好感をもった。

アンコールに、シューマン/リストの「献呈」が演奏され、クリスマスイヴにふさわしいリサイタルとなった。

献呈

 きみこそはわが魂よ、わが心よ、
 きみこそはわが楽しみ、わが苦しみよ、
 きみこそはわが生を営む世界よ、
 きみこそはわが天翔ける天空よ、
 きみこそはわが心の悶えを
 とこしえに葬ったわが墓穴よ。

 きみこそはわが安らぎよ、和みよ、
 きみこそは天から授かったものよ、
 きみの愛こそわが価値を悟らせ、
 きみの眼差しこそわが心をきよめ、
 きみの愛こそわれを高めるものよ、
 わが善い霊よ、よりよいわが身よ。

写真と歌詞はネットから拝借しました。
尚、ユンディ・リ氏の「献呈」がこちらにあります。

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