アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

新着ドーナツ~テツラフ「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」

2023年05月11日 | 音楽三昧

 

ドイツ出身のヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフのブラームスを聴いた。

彼の演奏を聴くのは初めてであったが、そのナイーヴなブラームスにはうならされた。

この曲の場合、どちらかと言えばダイナミックなスケールの大きい演奏が多い中で、彼の場合は、中庸のしっかりした音作りで好感が持てた。

何より、ヴァイオリンの音色が美しい。

収録曲

 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調  作品77
 ベルク ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)

演奏

 ベルリン・ドイツ交響楽団  ロビン・ティチアーティ(指揮)
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)

録音 2022年3・9月 Philharmonie Berlin ODE1410 Ondine

 

 

 

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柚木裕子著「ミカエルの鼓動」

2023年05月10日 | 読書三昧

 

2021年下半期第166回直木賞候補作
「週間文春」2020年1月~21年1月連載、467頁の大作。

手術支援ロボット「ミカエル」を繰りながら、生まれつき心臓に病を抱える少年の命を託された天才外科医の苦悩。そして、恐るべきことに、そのロボットには時として暴走する欠陥が隠されていた・・・。

人間の生死にかかわる話なのだが、どこまでが事実でどこから先がフィクションなのか判然としないところに、この種の物語の難しさがあると思った。

それにしても、実際に闘病生活を送りながら読むこの種の話は、身につまされる場面も多く身体には良くなかった。

 

 

 

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ファットバ

2023年05月09日 | ギャラリー

 

肥満したバッテリーのことである。

小生が現在使用しているPCは、購入して5年ほどになるが、先月くらいからバッテリーの調子がおかしくなって、オンラインサポートから、「交換したら」と言われていた。

そこで、休み明けを待ってサポートへ「電池を交換したい」と電話したら、旧タイプのため部品(代替えバッテリー)がないと断られた。

「じゃ~、どうすんの」と尋ねたら、「新しいPCを購入する」なり、「バッテリーを外してACアダプターでの運用に切り替えて」とのことであった。

新品のPCを購入して5年しか経っていないのに、もう代替え部品がないのはメーカーの怠慢ではと思ったが、押し問答していてもしょうがないので、(傷んだバッテリー)を取り外すことにした。

ところが、裏ブタが強固に取り付けられていて、バッテリーにアクセスできない。やむなく、大きく口を開けた状態でバッテリーの取付ビスを外し、何とか(バッテリーを)取り外すことができた。

取り外したバッテリーは、ご覧のように3倍ほどの(厚さ7mm→21mmに)肥満していた。

 

 

 

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りぼん・ぷろじぇくと編「新・戦争のつくりかた」

2023年05月08日 | 読書三昧

 

「あなたは戦争がどういうものか、知っていますか」の書き出しではじまるこの小冊子。

戦争の怖さ、戦争の仕組み、戦争の起こし方などを、これほど平易に且つ、リアルに表した本はないと思われます。

元々この本は、2004年、有事法制成立の直前、当時のきな臭い世の中の動きを憂慮した識者たちが、急遽、相談して出版されたものですが、その後絶版となっていました。

そして10年後、安倍政権による一連の緊急事態法(戦争法)や特定秘密保護法などの法制化が強行されたため、再び、「新・・・」として出版されたものです。

そして10年、またしても大軍拡と大増税が、疲弊した産業構造と低賃金構造を残したまま強行されようとしています。

他方、ロシアによるウクライナ侵略によって、「戦争と核兵器」の現実を見せつけられています。

今こそ、軍拡と威嚇を止め、外交によって国々の関係を律する国際関係の構築を促していく必要があります。

そのために、私たち一人一人ができる形で声を上げてまいりましょう。

 

 

 

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物価高を乗り越える賢い節約術

2023年05月07日 | アーバンライフ

 

少々旧聞になるが、「ハルメク」誌3月号が「値上げに負けない年金生活」という特集を組んだ。

つまり、年金生活者を脅かす経済的なリスクとして、

 ①物価高
 ②円高

を上げ、これに対抗するためには、「賢い節約」が必要と説く。

要点は上図の通りだが、実践的にはなかなか難しい。

ただ、あれこれ思い当たる節はあり、特に小生の場合は、「その2」は要注意である。

つまり、例えば趣味の領域だが、先に購入したオーディオ用電源ケーブルなどはその良い例である。

現下の懐事情を考えれば、何もそこまで入れ込まなくても良かったのではと、反省しきりである。

 

 

 

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窪美澄著「夜に星を放つ」

2023年05月06日 | 読書三昧

 

2022年上半期第167回直木賞受賞作。
夜空に輝く星座に託した心にしみる5つの物語。「オール読物」2015~21年随時掲載短編5編 220頁 文芸春秋社。

何故か離婚したり、別居中だったりする夫婦と家族の物語。
神の為せるところはいつも絶妙だが、何故か不公平である。しかし、救いを置くことも忘れない。

「うまいな~」と納得させられる才能を評価されての受賞と思われる。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

選考委員評~林真理子氏
「若い女性、少年、少女、離婚した男性と主人公らはすべて違うが、誰もが他者との関係に悩むのは共通している。が、それによって悲劇が起こるわけではなく、最後にかすかな希望が生まれるのだ。これがこの作品を非凡なものにしている。」

 

 

 

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日常を励ます音楽

2023年05月05日 | 音楽三昧

 

闘病生活が続く毎日。

ともすると気が滅入りそうになるが、そんな時こそベートヴェンの音楽をと、昨日は、午前中いっぱい交響曲第7番など彼のダイナミックな音楽を聴きながら過ごした。演奏は、キリル・ペトレンコ指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団。

最後は、チョン・キョンファさんが弾くフランクのヴァイオリンソナタやドビューシーの小曲集を聴き、大いに慰められた。

この2・3日、服用している薬が数種あり、それらの副作用と思われる症状にも悩まされながら、うつうつとした日を過ごしてきたが、これで何か吹っ切れたような気がする。

明日からは、気分を変えて元気に暮らそうと思った。
ここで御託を並べれば、音楽の持つ力はやはりすばらしいと思った。

 

 

 

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一進一退

2023年05月04日 | アーバンライフ

排尿機能改善のための治療を受けているが、結果は、一進一退の状況である。

つまり、第1クルーの10日間が終了し、独自で排尿が可能かどうか試した結果NGが出て、現在、第2クルーの2週間に入っている。

この間、日中は「ポチ」をつながなくても良いということであったが、微熱が出て検査の結果、体内で細菌性の炎症が起きているというので、抗菌剤の点滴を受けたり投薬があったりで、散々な目にあっている。

幸い、昨日までに微熱はおさまったので、食欲も出ていつもの日常を取り戻しつつある。

ただし、「ポチ」はしばらく繋いでいるようにとの指示が出て、外出がままならなくなった。

という訳で、せっかくの連休なのに、自宅でうつうつとした日々を過ごしている。

 

 

 

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改憲機運などまったくなし

2023年05月03日 | ドラミング

 

昨日配信されたKYODOのニュース。

表題は、「改憲機運高まらず」となっているが、高まっているどころか、むしろ図表からは改憲必要なしと感じている国民が7割以上であると読み取れる。

やれ、緊急事態条項だの参院選合区反対だのと「改憲の実を上げたいがための議論」が続いているが、それも枝葉の問題で、憲法を変えてまでどうこうすべき問題とは思えない。

つまり、種々の問題は、現憲法と関連法規で十分対応可能である。

むしろ、政府をして、改憲なしの防衛力強化やジェンダーや入管法の問題等、現憲法をしっかり守らせることに注力すべきである。

蛇足1:地元の九条の会のHPがこちらにございます。ご一覧をお勧めします。

蛇足2:しんぶん赤旗今日の「潮流」から~

8,000万人とも言われる犠牲者を出した第2次世界大戦。
二度と惨禍を繰り返さないために、1945年10月に発効した国連憲章は武力行使を禁じ、「戦争違法化」を宣言しました。

残念ながら、戦後も米国や旧ソ連、その同盟国などが違法な侵略戦争を繰り返し、戦禍が絶えませんでした。現在、進行中のロシアによるウクライナ侵略も、厳しい現実を突きつけています。

民族対立や内戦を含めると、世界196カ国のうち、ほとんどが戦争当事国になってきました。筆者も以前、赴任していたインドで多くの戦死体を目の当たりにしたことがあります。

第2次世界大戦後、一度も戦争していない国は、わずか数カ国とされています。その一つが日本です。自衛隊は世界有数の軍事力を保持しながら、1954年7月の発足以来、1人の外国人も殺さず、1人の戦死者も出していません。こうした奇跡的な状況をもたらしたのが、戦力不保持・交戦権否認を明記した憲法9条です。

戦後の歴代政権は、自衛隊は「戦力」ではなく、「自衛のための必要最小限度の実力」だとして「合憲」としましたが、9条との矛盾を埋めるために、「専守防衛に徹する」など多くの“歯止め”をかけてきました。

その結果、「誰も死なない、誰も殺さない」軍隊となったのです。
海外での米軍の戦争への参戦を望む改憲勢力は、憲法9条の下で歩んできた戦後史を「恥」だと感じています。しかし、「戦争違法化」の先駆けである9条は、日本が世界に誇るべき宝です。

 

 

 

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爆発だ!

2023年05月02日 | アーバンライフ

 

ブログ友のyuitojj61さんからいただいた芍薬は、その後も順調に花を開き、ご覧のように「爆発」状態になっています。

目下、病気療養中の小生にとっては、私たちみたいに頑張ってね、と言われているようで励みになります。

yuitojj61さんありがとうございました。

 

 

 

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