木道を通り田代池にやってきました。
田代池も焼岳の噴火により流れ出た溶岩が梓川左岸の支流の千丈沢をせき止めて出来た浅い池で
水の透明度も高い湿地帯になっています。
でもこの日の水の色は、なぜか赤茶けていてびっくりしました。
以前来た時にはこんな色ではなかったように思いますが、、、、
この田代池もだんだん土などが堆積して池の水位も浅くなってきて、池の大きさもだんだん
狭まってきているようで、このまま数年後にはなくなってしまうのでは、、、、???
これも地球温暖化ということでしょうか?
こうして少しづつ環境の変化が起っているのは、仕方のないことなのかもしれませんが、、、
しばらく歩くとニリンソウの群生地がありました。
最盛期にはもっともっとすごかったようです。
歩いて行くと大きな木に絡まるこんな苔の様なものが目に付きました。
風にゆらゆらと揺れています。
昔子供のころ見た「森は生きている」というディズニー映画を思い出しました。
さらにあるいていくと梓川の支流の小川が流れ、水の中にはバイカモらしきものが、、、
水の中に咲くバイカモを一度見たいと思いつつ、花はもう終わっているようで残念でした。
ここで梓川にかかる田代橋を渡り対岸へ。
ここから見える山肌は、緑の濃淡が入り混じり一層綺麗です。
対岸の山を見ると、真ん中が三本槍、右が霞沢岳、左が六百山の立て看板がありました。
そしてこの近くには、この上高地を世界に紹介した英国人宣教師ウォルター・ウェストンのレリーフ(石碑)はあります。
氏は登山家として日本各地の名峰を登り、上高地では山案内人の上條嘉門次とともに北アルプスに挑んだのだそうです。
上高地特有の白樺林が続きます。
白樺(シラカンバ)とよく似ているのはダテカンバ。
木肌だけみると同じように見えますが、葉っぱが違うようです。
ここからも、緑の帯の様な新緑に輝く山々の鮮やかな色に、ふと足を止め眺めました。
梓川沿いにやっと河童橋付近までやってきました。
河原から修学旅行生の賑やかな声が聞こえてきました。
ここで上高地のシンボルの河童橋を渡りまた対岸へ。
天気が良ければこの河童橋から穂高連峰をバックの写真を撮るベストポイントなんですが、、、、
残念ながらこの日は、先ほどまで見えていた穂高連峰はあっという間に雲の中に~~~
ゆったりと流れる梓川の瀬音を聞きながら、、、、
山桜の向こうにそびえる穂高連峰を見ながら、そろそろ集合場所のバスターミナルへ。
なごり惜しい思いで振り返りながら、、、、
ここにも一休みの人々が、、、
梓川の流れの音を聞きながら,ひと時の休息ですね。
同じシニア世代、みなさんちょっとお疲れのようで、、、(笑)
緑いっぱいの森を抜けてバスターミナルまでの道を急ぎます。
やっとバスターミナルに到着!!
途中持参したお弁当を食べる時間も入れ約2時間の上高地滞在でした。
前回来た時は、上高地散策だけの4時間コースでしたが、今回はこれから平湯温泉を回る
ことになっています。
平湯大滝を見たことがないので、これも楽しみです。
朝の出がけに降っていた雨も、現地に着くと小雨から曇りとなり、午後には薄日も指すほどで
ツアーのタイトルどうりの“ 新緑のさわやか上高地 ”でした。