
連日猛暑が続いています。
今年の暑さは気象庁から高温注意情報が出るほどで異常な暑さですね。
そんな中”珍しい可愛いヘビウリの花が咲いたので見に行きませんか”のお誘いが
あり本当に久しぶりに薬草園に出かけてきました。
カラスウリの花は見たことがありますが、ヘビウリの花はまだ目にしていません。
どんな花なんだろうとお供することになりました。

さすがにこの暑さでは園を訪れる人の姿もなく私達だけ、、、
藤棚の下に入ってやっと強い日差しから逃げましたが、強い夏の光が眩しいほどです。

園内は綺麗に区画整理されていて、この暑さの中でもいろいろの花が元気よく咲いています。
草花は強いですね!!
珍しい花や木も多く、なかなか名前が覚えられませんでしたが、、、、

これが今日のお目当ての花のヘビウリの花です。
まるでレースを編んだような可愛い繊細な花びらにしばしみとれます。
確かにカラスウリの花に似ていますが、カラスウリの花は夜咲いて朝にはしぼんでしまう
一夜花だと思いますが、ヘビウリの花は、この炎天下の真昼間で咲いています。

このヘビウリの花、見れば見るほど本当に綺麗な花ですね。
やっぱりこんな花の姿を見ると、人間の力が及ばない自然の不思議さを感じますね。

そしてヘビウリの由来が分かる棚の上から長く下がったウリの実!!
これはまっすぐですが、中にはヘビがとぐろを巻いたようになった姿もありました。
これは初めて見るヘビウリの花と実です。





園内には名前は知っていても普段あまり目にすることもない草花が咲いていました。
左から、ごぼう、ウコン、ういきょう、ウスムラサキバレンギク、エゴマ。
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園内を見た後は休憩後温室の中へ、、、
最初に目に飛び込んできたのは、、、、なんと熱帯アメリカ原産のカカオの実!!
しかも幹にじかにいっぱいなっています。
これがチョコレートやココアの原料になるものなんですね。

これはアイスクリームなどに使われるバニラの木。
この細長い部分を乾燥させた黒褐色の物が脇にありましたが、匂いを嗅いだら甘い
香りのまさにバニラでした。

これは初めて見たコショウの木です。
この小さい実の中にコショウのもとが入っているんでしょう。

これも初めて、、、
イランイラン、アロマに使われる香木で、使ったことがありますが、その香りはゴージャス。
イランイランという名は、タガログ語で「花の中の花」という意味だそうです。

ゴムの木かなと思ったこれは???、、、木の名前を確認したらマンゴスチンでした。
マンゴスチンは何度か食べたことがありますが、こんな木になっているとは知りませんでした。
これらはみなすべて薬草なんですね。
まだまだ知らないことばかりで、良い勉強になりました。