アフリカのチュニス港を午後2時過ぎ出港した船は、翌日午後時3時過ぎ次の寄港地マヨルカ島に着きました。
マヨルカ島は、西地中海に浮かぶスペインバレアレス諸島自治州の中心となる島で、州都はパルマ・デ・マヨルカ。
マヨルカ島は、スペイン王室一家が毎年夏のバカンスを過ごすことでも知られているリゾート地で、
なぜかイギリスやドイツからの移住や別荘も多いとか。
マヨルカ島観光の始めは、壮大なゴシック建築のカテドラルから始まりました。
バスから降りてカテドラルまでの道を歩きます。
海の近くに建てられたパルマ・デ・マヨルカ大聖堂。
1229年イスラム教徒による支配から国土回復運動としてマヨルカ島を奪還したハイメ一世が、その記念として
建設を命じたものでしたが、完成までにはその後数百年を要し、完成したのが1601年だったとか。
この大聖堂の中央祭壇には、バルセロナに多くの傑作を残したガウディのデザインによる珍しい鉄製の天がい飾り
があることで有名のようですが、今回は中に入る時間がなく残念でした。
次に行ったのがベルベル城。
マヨルカ王の夏の離宮として使われたいたベルベル城は、20世紀初頭までは要塞や監獄として使われて
いた事もあるとか。
中はバームクーヘンのようにくり抜かれた珍しい形で、14世紀に建てられたお城ということでした。
このお城は、パルマの町と港が一望できる高台にあり、その景色はすばらしいの一言。
ベルベルとは、”素晴らしい眺め”という意味があるのだそうです。納得!!
ここマヨルカ島にはイギリスやドイツからの移住者も多く、特にドイツ人にとってマヨルカは日本でいう
ハワイのようなものとか。
特に夏には英語とドイツ語が多く聞かれるのだそうです。
そういえばあのショパンもこのマヨルカ島でひとときを過ごしたことでも有名ですね。
パルマ・デ・マヨルカから、バスで約30分のところのバルデモサという小さな村に滞在し、有名なあの
「雨だれのプレリュード」を作曲したと言われています。
本当はそのバルデモサに行きたかったのですが、午後5時には閉館と聞き時間が合わず断念しました。
この高台からはパルマ港に停泊している我々の乗ってきたMSCの姿も見ることが出来、ちょっと感激でした。
二つの観光を終えた後は、このメインストリートに並ぶデパートの前で自由行動となりました。
添乗員さんと一緒にという手もあったのでうが、私達母娘はここで離団届けを出し、出港までの数時間
皆さんとは離れ自由行動をとることになりました。
さっそく親子で街をぶらぶら~~~
売店を眺めているうちに、変った形の後ろの建物が気になりました。
で回ってみると、、、、
なんと以前バルセロナで見たガウディーの建物にそっくり、、、、
そう、ここはスペインの一部なんですね。
ぶらぶらしているうちに、こんなお店も発見!!
お店を覗くと、天井までびっしりとマヨルカの特産品がぶら下がっています。
中身は一体何なのでしょう??
ひょっとしたら豚のパプリカで味付けされた腸詰の「ソブラサダ」というものかもしれません。
美味しそうなジェラートのお店。どれも美味しそう!!
さらに階段を登って、、、、上の街中へ~~~
クリスマス用でしょうか、お星様の形をした飾りがきらきらしています。
そして、街中で見かけたこれは、、、、マクドナルド???
でも日本でよく見かける赤地に黄色とは違い、グリーン地に黄色は初めて。
ところ変われば~~~なんですね。
さらに街中をぶらぶら~~~
このお店はスペインで有名店、やっぱりマヨルカ島はスペインなんですね。
だいぶ自由時間を楽しみ孫たちへのお土産も買う時間があり満足したあとは、坂を下りてもう一度
大聖堂まで下りてきてみると~~~~
昼間見たときとは違うライトアップされた大聖堂に遭遇!!
うわー、綺麗!!
昼間は気付かなかった大聖堂前の大きな池の中に浮かぶ噴水と夜景の美しさにしばし見とれました。
でもそろそろ戻らないと、、、、
添乗員さんは「帰りはタクシーがお薦めですよ」ということでしたが、あえて港までの市バスに
乗ってみることにしました。
バスの中では親切なおばちゃんに出会い意気投合!!こんなことも旅の楽しみなんですね。
で、ちゃんと港近くのバス亭に着きました。
下りたバス亭からしばらく歩くと、接岸しているMSCの姿が見えてきました。
こんな角度から、そして夜の海に浮かぶライトアップされた船の姿を見るのは初めてでちょっと感激です。
無事に戻れたことと、自由行動だから見られた街の風景を思い出しながら~~~
皆さんはもうとっくにお部屋でゆっくりされていることでしょう。
このあと船は、深夜12時過ぎ次の寄港地バレンシアに向けて出港しました。
さっき見てきたライトアップされたマヨルカ大聖堂の光が船のデッキからよく見えていました。
(続)
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