風のたより

つれづれに

              ~~~  猫旅 男木島②  ~~~

2019-05-20 | 猫旅 男木島



港の土産物屋で灯台までの道を尋ねると、家並みの間の坂道を登ると灯台への道案内があり
島を半周するように北に歩いて30分位とのことでした。

急な坂が終わるとやっと平地になり、曲がりくねった細い山道をひたすら歩きます。





灯台への道は何度も同じような曲がりくねった山道をたどりますが、一本道なので
迷うことはありませんでした。

途中白いノイバラの花が咲き、ほのかに良い香りが、、、、

時々灯台の見学を済んだ人たちとすれ違ったり、、、





20分ほど歩くと、木々の間には瀬戸内海の島々が見えてきました。

見えてきたのは直島かもしれません。

更に歩いて数分後、、、





やっと海沿いの細い山道の先に灯台が見えてきました。





そしてやっと男木島の灯台にたどり着きました。

ここがあの名作「喜びも悲しみも幾年月」の撮影ロケ地となった場所です。

映画は1957年に木下惠介監督によって作られた名作でした。

映画は昔見たことがあり遠い記憶がよみがえりました。





この灯台は明治28年地元の御影石を使って建てられた石造りの灯台で「日本の灯台50選」
になっているのだそうです。

今でも灯台は現役ですが、すべて自動化に切り替わっているようで、やっぱり時代の流れを
感じますね。

灯台は思っていたほどの高さはなく意外でした。





敷地内には当時使われていた立派な宿舎が並んでいました。

当時の灯台守のご家族が住んでいたのでしょう。





灯台の海側に回ってみました。

普通灯台というともっと高い場所に立っているものと思っていましたが、男木島の灯台は
こんな海に近い場所に立っている灯台でした。

こんなに海に近い場所に立つ灯台は、全国でも珍しいかもしれません。





30分歩いてまた港の方に戻ってきました。

灯台より港に戻ると、こんなところに茶猫さんを見つけました。

フェリーの着くすぐ近くです。





けっこうぷっくりとして栄養状態もいいようです。

きっとおいしいお魚でも貰っているのでしょうか。

近づいたら急に立ち上がって、、、、





その近くには黒いまだら猫さんも、ゆったりと歩いています。

車が通ることもなく、人も猫さんもみんなのんびりと暮らしている感じです。






フェリー乗り場近くに行くと、さっきの黒いまだら猫さんと、さっきとは違う茶猫さんがいました。

この周辺には茶猫さんが多くどの子か見分けがつきません。(笑)





仲良く並んでフェリー客をお出迎え。





そのうち黒のまだら猫さんは、どこかへ行っちゃいました。





残った猫さん、なかなか可愛いお顔の茶猫さんです。

フェリーをバックに丁度良いところに座ってくれました。

まだ若い猫さんのようですが、良いモデルさんになってくれました。





猫さんとあそんでいるうちに、いよいよ帰りのフェリーの出発の時間です。

茶猫さんが歩いているのが見えましたが、さっきの猫さんかどうか??





遠くには黒のまだら猫さんの姿も、、、

みんな元気でね、

モデルさんになってくれてありがとう!!





フェリー乗り場近くの斬新なデザインの交流館は、見れば見るほど不思議なアート作品です。

2010から3年に1度開催されている瀬戸内国際芸術祭はちょど開催中なので、多くのアートファンが
瀬戸内海の島々で展示されている作品を見に訪れています。





いよいよフェリーは男木島を出港です。

瀬戸内海で初めて訪ねた男木島ですが、可愛い猫さん達にも出会え、話題の灯台も
見ることができ満足でした。





次第に遠ざかる男木島。

またいつの日にか、、、

フェリーは高松港に向けて動き出しました。



              ~~~  瀬戸内の旅、男木島へ①  ~~~

2019-05-18 | 猫旅 男木島
<


猫旅の第2弾は、瀬戸内海に浮かぶ猫の島で有名な男木島と女木島を訪ねて来ました。

拠点となるのは、香川県の高松港です。

高松港からは瀬戸内海に浮かぶ島々へ行くフェリーがたくさん出ています。

高松港の朝、曇り空の為か空気もちょっとひんやり。

初めて見る瀬戸内海です。





今回香川県に来るのは初めてですが、フェリーの出る高松港のベイエリアが想像以上に
近代的でびっくりでした。

それと近年瀬戸内の島々にはアートの作品が多く、それを見る若者の観光客が多いせいか
フェリー乗り場にはたくさんの若者のボランティアの方々が丁寧に案内してくれました。





初日はまずこの「めおん2」のフェリーに乗って男木島へ渡りました。

初めて乗る瀬戸内海のフェリーに、気分もちょっと興奮気味です。(笑)

乗船客の多くが若者でした。





朝8時に男木島へ向けて今日の第一便が高松港を出港しました。

フェリーの最上階のデッキにある椅子に座り瀬戸内海の風景をゆっくりと眺めながら~~~





フェリーは途中女木島に寄ってから男木島へ回ります。

高松港を出て40分、やっとフェリーは男木島の港に入ってきました。





フェリーを下りると目の前にモダンな建物が見えてきました。

男木島の観光案内書も兼ねている交流館で、建築はスペインの現代芸術家ジャウメ・プレンサ
の作品となる「男木島の魂」





貝殻をイメージした屋根には8つの言語の文字がデザインされていて、不思議な空間でした。

これもアート作品ですね。





フェリーを下りてから、いよいよここから島歩きです。

ここにも島特有の細い急な階段の坂道が始まります。

いかにも猫ちゃんがひょっこり出てきそうな雰囲気がありますね。





坂を上ったところには、路地壁画プロジェクトと言われるアート作品が、、、

島で集めた廃材に風景のシルエットなどを描き民家の壁にとりつけたものとか。





ガイドブックに猫の多い場所として乗っていた豊玉姫神社まで上がってきました。

いました、いました猫ちゃんが、、、

まるでお出迎えしてくれるように階段にちょこんと座って待っていてくれました。





”こんにちは、お出迎えありがとう!”

階段を上ると、まるで案内してくれるように先にどんどん上がっていきます。





振り返ると下には瀬戸内海の風景が広がっています。

”いいところにいるのね!!”

どうやらここがトイレの場所でもあったようで、済んだ後しっかりと砂かけしてました。(笑)





境内に入ると別の猫ちゃんの姿が、、、

大きな水場でさっきの茶猫さんと三毛猫さんが美味しそうにお水を飲み始めました。





この日は歩くと汗ばむほどで、こちらも喉が渇いてきました。

持参したペットボトルのお茶を一杯飲みながら、、、





さっきの茶猫さん、まだ美味しそうに飲んでいます。





あら、もう一匹よく似た茶猫さんが、、、

ひょっとして、親子でしょうか?

一休みしながら猫たちの動きを眺めていると、みんな大人しく仲がよさそうです。





帰りの階段では黒白猫さんの姿も、、、

猫の島といわれながらも、だいぶ減ったと聞いていましたが、やっぱりこの豊玉姫神社には
猫ちゃんの姿があり、ちょっとほっとしました。





もう一度階段の上から瀬戸内の風景を見ながら、、、、

向こうに見えるのは女木島のようです。

豊玉姫神社の猫ちゃん達とはここで別れ港の方に戻ります。

”みんな、元気でね!!”





途中、オンバファクトリーといわれる庭先の会場がありました。

この島独特のオンバといわれるお年寄りの使う手押し車のこととか。

坂道が多く荷物の移動には欠かせないもののようで、それに可愛い柄が描かれて
これもアートになっているのでしょうか。





石畳の露地を下がって、やっと港の方まで降りてきました。





1時間に1本の間隔で高松港からのフェリーがつぎつぎにやってきています。





港の近くにはこんな大きな蛸壺の焼き物が並んでいました。





ここで一休みした後は、かつての映画「喜びも悲しみも幾年月」の撮影場所となった
男木島の灯台の方に回ってみることにしました。



            ~~~ ミニミニキッチンガーデンそのご ~~~

2019-05-13 | 日常の記録



初夏の爽やかな風が心地よい季節です。

でももう少しすると梅雨の走りの雨模様が始まるかもしれません。

一年で一番居心地の良い時期かもしれませんね。

3月半ばに植えた我が家のミニミニキッチンガーデンのソラマメが今こんなに
成長してきています。





ソラマメは今年初めて植えたもので、幹の成長とともに可愛いお花が咲いてきて
そのお花を見るだけでも楽しいものです。

ソラマメの花、、、初めて見ました。

このお花の中に、やがて緑の実が膨らんでくることでしょう。

収穫は5月下旬から6月中旬だとか。





同じ時期に植えたミニトマトにも可愛い黄色い花が咲きだしています。

ミニトマトはけっこう実のなっている時期が長く、去年は遅くまで楽しめました。

種類の違ったミニトマト三種、それぞれの今年の収穫はどうでしょうか。





プランターに植えたニュータイプのいちごの「よつぼし」にも一番乗りの
実が付き、この写真を撮ってからさっそく収穫し頂きました。(笑)

とっても甘くて美味しかったです。

よく見ると次々に実をつけてきています。

しばらくはこのミニミニガーデンでの収穫が楽しみです。


            ~~~ 「令和」の時代に古典物を! ~~~

2019-05-10 | 日常の記録



新しい「令和」の時代を迎え、なんだか急に日本の古くからの書物の一つでも
読んでみようかなという気になりました。

これもきっと「令和」という今までの元号とはちょっと趣の異なる響きを持つ
元号がそんな気にさせてくれたのかもしれません。

「令和」のもととなったのは「万葉集」と言うことですが、「万葉集」も読んだこと
ありませんが、「源氏物語」も今までゆっくり読んだことがありませんでした。

以前から「源氏物語」は、いつかゆっくりと読んでみたいと思いつつ、なかなか
そのチャンスがありませんでしたが、今回やっとその気になり図書館から借りて
読み始めています。

今回は先ず、瀬戸内寂聴さん訳の「女人源氏物語」から。





見渡せば我が家の書棚にも古典物が並んでいますが、いまだかつてどれも読んな記憶がなく
ただ並べてあるだけ。(笑)

伊勢物語、平家物語、徒然草、古今和歌集、新古今和歌集などなど、、、

これからは「令和」の時代にあやかって、ゆっくり気ままにマイペースで読んでみようかなと。

古典を読んでみようなどと思ったことも「令和」という新しい時代を迎えての一番の
心境の変化かもしれません。


          ~~~ 旬の山菜三品(わらび、筍、三つ葉) ~~~

2019-05-06 | クッキング



季節の旬の山菜類が美味しい時期になりました。

岐阜のマチュピチュに行った折、山道を戻りながら積んだわらびです。

ちょっと細く小ぶりですが、まさに旬の食べ物です。





量は少なくても、せっかく積んできた”天空の茶畑”のわらびです。

十分沸騰したお湯の中に重曹を一つまみ入れ、これを火から下し、ここで
わらびをパットなどに広げ漬け込みます。

茹でてしまったらNG!!

以前には茹でてしまい失敗でしたが、今回は色も鮮やかに。





偶然にもご近所さんから掘りたての柔らかそうな筍を頂きました。

掘りたての筍など、なかなか頂けないので嬉しい贈り物です。

筍は掘った直後から”えぐみ”が増すので、早い下処理が大切とか。





早速皮をむいて下処理です。

筍の皮をむくのも久しぶりです。

たっぷりのお湯に米ぬかと赤トウガラシを数本入れ、筍を茹でて一晩そのままに。

今回は米ぬかがなかったので、生米を少々入れました。





むかし子供の頃、この筍の剥いた皮に梅干しを挟み、おにぎりのような三角にして
舐めた思い出があります。

舐めていると、筍の皮の部分が赤く染まるのが楽しかったのです。

こんな遊びを知っていると、お年がばれますが、、、、(笑)

久しぶりに筍の皮を見て、子供の頃をふと思い出しました。





家の裏側に今年はいつの間にか三つ葉が群生しています。

去年まではこんなにたくさんではなかったのに、、、

今年は我が家の三つ葉の当たり年??

これもさっと塩ゆでしておひたしに。





お陰で季節の旬の山菜の美味しい三品が出来上がりました。

炊き立ての雑穀米にはピッタリのお味で、思いがけずの旬のお味を楽しみました。