4月29日から始まった「東京レインボープライド2016」は、天候にも恵まれ、5月7日(土)、8日(日)のフェスタ&パレードの開催をもって、無事終了しました。 主催者の発表によると、パレードのフロート数は18、イベント広場でのブース出展は約120と、いずれも過去最高となったとのことです。 また、動員も過去最高で、7日のフェスタが23,000人。 8日のパレードの日は、パレード4,500人、沿道&会場43,000人で、47,500人。 フェスタ&パレード2日間合計で、70,500人を記録したとのことです。
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5月5日には、NPOハートをつなごう学校、認定NPO法人SHIP、つなぐ会共催で「ハートをつなぐ:カラフルランチ交流会」が開催され、SHIP代表 星野慎二氏、ハートをつなごう学校代表 杉山文野氏、つなぐ会の東京理事が出演し、 「LGBTと家族」、「LGBTが働くとは」、「セクシュアリティに限らず皆にとって暮らしやすい場所づくりとは」というテーマで実りのあるトークが展開されました。出席者30名でした。
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5月8日は、PFLAGの方3名とつなぐ会の会員が一緒にパレードに参加し、渋谷を歩きました。
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フェスタ&パレードに参加した会員の方から感想をいただきましたのでご紹介します。
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様々な人との再会は、世界をつなぎ、見識や知見を拡げ、理解を深める為の行動になっただろうか。
今年のTRP東京レインボープレイドは、政界を巻き込み、存在としての当り前を獲得しうる理解を得て、自由と平等の人権を誇示することに成功しただろうか。
わたし個人としてはまだ2回目の参加であるが、1年を通じての勉強会や講演会を通じて人との出会いを大切にし、1年に1度の10日間に及ぶレインボーウィークで、友人たちに再会できるTRPは、とても大事にし、楽しみにしている大切なお祭りだ。
つなぐ会の勉強会だけでなく、政治家や行政の担当官と話をし、性的マイノリティーと周りの家族や友人、または世間の人のために尽力し、命を救う活動に寄与できるのは何よりの喜びで、TRPはまた次の1年間を作るための大切な場所である。
私自身、つなぐ会は命の恩人だと思っている。 私の存在理由を明確にしてくれ、また、多くの参加者、とりわけいろいろな事情を抱えても前を向いて歩んでいるお母さん達から勇気を与えてもらった。大いに感謝している。
今年は2つに割れる悪い予想がするTRPだった。 理解増進法や差別解消法の対立が心配だったが、お祭りが始まるとその様な心配は戯言だったかのように、何も事件が起こらなくて本当によかった。
今年も節目であるTRPが終わったが、当り前の存在としての人権を守るための闘いは、既に継続され、終わりが見えない。いや、終わりを見るための活動を続けるのだ。 (茶)