名古屋のミーティングレポートです。
レズビアン当事者1名、FTM当事者2名、MTF当事者4名、親4名。計8名の参加。
自己紹介を兼ねて、近況報告として、三重県でダイバーシティ推進がスタートしたこと
寄り添いホットラインの年間報告書にセクシャルマイノリティのピックアップの事例があったこと
三重の高校でセクシャルマイノリティのドキュメント番組を作成され、その作品が全国大会に出場決まったこと
名古屋で新しい取り組みとして、40歳以上の交流会(にじいろフォーティーズ)を開催予定のこと
FTM当事者の母親から、地元の方に少しずつ話せるようになったこと
そのなかで、近所の方にカミングアウトしていない方、相手が知っているのか知っていないのか分からず複雑な心境になること
クラス会に出席したいが、当時の先生が偏見があり、気持ちが進まないこと
男性から女性にかわったが、戸籍が男性なので、説明困難な場所(医療現場)で周囲の反応が気になること
職場の恋愛話で嘘をつきたくないとカミングアウトしたこと
大阪市で同性パートナーシップが始まること等報告ありました。
職場のトイレ事情で、非常に困っているMTFの方の相談で多目的トイレを利用していて、障害をお持ちの方から、ご本人に「健常者が使っている」と言われ、その後、上司からも男性用トイレを利用するように言われて、誰でもトイレの名称に、変更したいと常常思っているが、現実はかなり難しいとの事。ご本人は精神科のお医者様からも、そろそろ女性用トイレを利用しては?とお墨付きを頂いているが、制服が男性用なので、多目的トイレを利用しているのに・・・との事でした。
コンビニのトイレ表示で、女性用と男女兼用のところがあるが、それは利用しやすいとの意見が多かったです。
ハード面だけでなく、心のバリアフリーが必要です。
一人で戦うのは大変。仲間を増やすとストレスは減る。勇気がいることだが、伝えることが大切。自分の勇気が誰かの勇気になることもある。との意見がありました。
ほかのMTFの方の体験談として、男性として雇われましたが、自分らしく働くため事業所や職種を変えることを考えたとの事。雇われる前に、カミングアウトしておくことで、対応はしやすくなる。変わろうと思うのならある程度のリスクは必要では。(あくまで、参考程度とのことです。)
終わりに、溜め込まず、はきだしたり、情報交換したり、雑談は大切で、つなぐ会がそんな場所になればいいと思いました。