谷川俊太郎さんの講演会に行ってきました。
以前、母校での講演会にも参加したことがあったのですが、そのときは主に子どもへ向けた詩の話が中心で、最後はみんなで「鉄腕アトム」を合唱しました。大学の授業でも谷川さんのCDを聞いたりしていたから、谷川さんの詩を読むと谷川さんの声がどこからともなく聞こえてくるのです。とくに、ことばあそびうたの「かっぱ」!
今回の講演テーマは、「詩の朗読と翻訳をめぐって」。中国人研究者、田原(Tian Yuan)さんも同席です。谷川さんの言葉(創作や日常に関する)も聞きたかったしそれが一番の目的ですが、中国人の目から見た谷川さんの詩の魅力を知りたかったので楽しみにしていました。谷川さんは、中国でもとても人気が高い詩人らしいのですがそれは何故なのか?どう訳されているのか?
田原さん曰く訳すときに訳されることを拒否する詩があるそうです。反して、谷川さんの詩は、訳されることを拒絶せず開放的に感じる、と。
私は児童文学としての詩は好きなのですが、正直現代詩はよく分かりません…。事象を難解に描くことが認められてきたから(いまの風潮はまた変わってきているそうですが)、ということに納得。そういう点で谷川さんは異質だけど。
田原さんは、とても面白かったです。もってまわったような言葉じゃなくて素直な発言をされる方でした。「谷川さんは種馬」と発言。「中国ではとても精力的な、といういい意味です!」谷川さん「日本でもそういう意味もあるけど。ぼくみたいな年でそう言われたら半分嬉しいけど、困ってしまう」場内爆笑。田さん「これから気をつけます」
印象的な言葉が多くてメモがいっぱい。折にふれひとり堪能したいと思います。
講演会の後はサイン会、その後場所をうつして谷川さんを囲んだ懇親会。講演会のときは全然谷川さんの姿が見えなかったので0.5m圏内で存在する谷川さんに興奮しました。しかし、動物園のパンダさながら谷川さんを囲んで見つめる人たちをよそにマッコリ飲んでチヂミをパクパク食されていました。あれがエネルギーの源か…。私が負けないのは、食欲くらい…。
ちなみにサインしていただいたのは下の文庫本。大人の詩集です。むふっ。
谷川さん自身は「独居老人」とか「年寄りの冷や水」だとか自分をそう称しておられましたが、ぜったいに自分を“老人”とは思ってない…。
以前、母校での講演会にも参加したことがあったのですが、そのときは主に子どもへ向けた詩の話が中心で、最後はみんなで「鉄腕アトム」を合唱しました。大学の授業でも谷川さんのCDを聞いたりしていたから、谷川さんの詩を読むと谷川さんの声がどこからともなく聞こえてくるのです。とくに、ことばあそびうたの「かっぱ」!
今回の講演テーマは、「詩の朗読と翻訳をめぐって」。中国人研究者、田原(Tian Yuan)さんも同席です。谷川さんの言葉(創作や日常に関する)も聞きたかったしそれが一番の目的ですが、中国人の目から見た谷川さんの詩の魅力を知りたかったので楽しみにしていました。谷川さんは、中国でもとても人気が高い詩人らしいのですがそれは何故なのか?どう訳されているのか?
田原さん曰く訳すときに訳されることを拒否する詩があるそうです。反して、谷川さんの詩は、訳されることを拒絶せず開放的に感じる、と。
私は児童文学としての詩は好きなのですが、正直現代詩はよく分かりません…。事象を難解に描くことが認められてきたから(いまの風潮はまた変わってきているそうですが)、ということに納得。そういう点で谷川さんは異質だけど。
田原さんは、とても面白かったです。もってまわったような言葉じゃなくて素直な発言をされる方でした。「谷川さんは種馬」と発言。「中国ではとても精力的な、といういい意味です!」谷川さん「日本でもそういう意味もあるけど。ぼくみたいな年でそう言われたら半分嬉しいけど、困ってしまう」場内爆笑。田さん「これから気をつけます」
印象的な言葉が多くてメモがいっぱい。折にふれひとり堪能したいと思います。
講演会の後はサイン会、その後場所をうつして谷川さんを囲んだ懇親会。講演会のときは全然谷川さんの姿が見えなかったので0.5m圏内で存在する谷川さんに興奮しました。しかし、動物園のパンダさながら谷川さんを囲んで見つめる人たちをよそにマッコリ飲んでチヂミをパクパク食されていました。あれがエネルギーの源か…。私が負けないのは、食欲くらい…。
ちなみにサインしていただいたのは下の文庫本。大人の詩集です。むふっ。
夜のミッキー・マウス (新潮文庫)谷川 俊太郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
谷川さん自身は「独居老人」とか「年寄りの冷や水」だとか自分をそう称しておられましたが、ぜったいに自分を“老人”とは思ってない…。