苺をつぶしながら (講談社文庫) | |
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おんなじことしか言えませんが、この三部作はぜひ通しで読んでいただきたい(全集なら1冊にまとめられているみたいです)。とくに小説書く若い女性なんかに読んでほしいものです。この細やかな人物設定ってどうやって?と思うばかりです。
『私的生活』から2年後、剛と離婚した乃里子は仕事も友達たちともうまくいっていて、「一人ぐらしなんて、人間の幸福の極致じゃないのか?」なんて思っている。めげないのである。事件もあったり、剛と再会したり…。さて、結末は。これはやはり元祖ハイミスの田辺さんじゃないとこの結末は書けないでしょう。