天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

上方落語に登場する武士たち~第二回追手門寄席

2011-11-06 08:56:14 | 落語
落語と歴史の研究者によるコラボ企画。最近見た噺のなかで侍のイメージは断然かもめさんなんですけど。

第一部 落語
桂 あさ吉 「たけのこ」
林家 花丸 「蔵丁稚」
林 梅團治 「佐々木裁き」

第二部 対談
高島 幸次(大阪大学CSCD招聘教授、
           追手門学院大阪城スクエア企画アドバイザー)
岩城 卓二(京都大学人文科学研究所准教授)
桂あさ吉/林家花丸/桂梅團冶

「たけのこ」は短い噺なので、マクラたっぷりとって15分でおりますと言っておられたのですがたっぷり過ぎて25分喋ってはったあさ吉さん。英語小噺とハングル小噺もご披露。この後の対談であさ吉さんの天然っぷりが漏れ出てました。
「蔵丁稚」はたしかに侍はでてきますが、“劇中劇”。忠臣蔵が庶民に好まれていたのはよく分かるのですが、上方では実際侍がでてくる噺がいかに少ないかってことですね。
「佐々木裁き」私の師も梅團冶さんから習ったとのことですので(梅團冶さんは故桂歌之助さんから)、非常~に勉強モードで見てしまいました。やっぱりこの噺好きですね~。私はお父ちゃんの子を思う気持ちも好き。そろそろ、ネタの虫干ししようかなあ。

この後、大学の先生も交えての対談。江戸時代、江戸の町には侍が5割いたそうですが、大坂では?
実は2%だったそうです。侍屋敷の近くに住んでいた人以外だったら侍に会う機会はそうそうなかったでしょうね。しかも、その2%の多くは赴任してきた人たちだったので代々侍というお家柄となるとさらに少なかったようです。
お奉行所以外の侍はどういう侍だったのかという質問にあさ吉さん「浪人?」2%しかいない希少な存在が浪人…。正解は言った梅團治さんもびっくり「大坂城で働いていた」とのこと。ますます、侍が遠くなりました。
落語の研究者の方じゃないので切り口がちょっと違っていて面白かったです。
年に2回は開催予定とのことで、次回も行ってみたいです。
コメント
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