天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

南座 五月花形歌舞伎「伊達の十役」

2013-05-13 12:11:43 | 観劇
※ミーハーの観劇日記です。最近、これをつけておかないと不安な世界に足を踏み入れているような。

さて、最近ブログの更新が頻繁ということで話題の海老様が、南座に登場ということで行ってきました。
ここに着くまでの京都観光日記は明日更新します(予告)。

さて、夜の部です。

慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)※「恥も外聞もなく、紅葉のように顔を真っ赤にして大汗をかきかき演じること」らしい。
 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候

先代の猿之助丈が復活させた演目なんですが、先日文楽で見た「伽羅先代萩(めいだいせんだいはぎ)」が途中に出てくるので、文楽で見た時に解けなかった“なぜなぜそうなるの?”が解決してようござんしたよ。
幕が開くと大きなパネルの前に海老蔵丈が。口上で、自分が何役もすること、誰が善・悪の役なのかを説明してくれるので思った以上に分かりやすい。
なんせね、ミーハーなんで分かりやすいというのも入り口にいいと思うのですよ。

この演目の売りが「早替え」と「宙乗り」で、早替えは格闘するどちらも海老さんで片一方が当然影武者なんですが入れ替わった瞬間が分からない!
その度ごとに客席からどよめきがあがります。
花魁・高尾とそれを討つ絹与右衛門の場面も女形から男へあったいう間の変身。
緊迫する場面ですが、入れ替わりの妙技に驚きの連続でした。
この部分はショウみたいです。
そして、「伽羅先代萩」でも見た乳人政岡の場面。ここはしっかり芝居。
お子がかわいいのですよ。でも、なぶり殺しになっちゃうんですが…。
右近さんが八汐という女形の悪役をされていましたが、いい悪役っぷり。
悪役が盛りたててのお芝居なんですね~。

さて、幕間に係の人がやってきまして、

「次の幕の最後に宙乗りがあり、ここの上を通過しますが接して触らないでください。立ち上がらないで下さい」

なんて注意をされました。



宙乗りがあるのでせっかくだからと3階の宙乗りが頭上を通過する1列を押さえた私、GJ!
ネズミを扱う妖術使いが妖術を使って空中を歩いて行く場面、

どんどん、

どんどん、

どんどん…。


花道から上がってくる海老様がぁ、目の前にぃいいいいいい!

こ、怖い。
恐るべし目力。

直前まで、禁止されたら立ち上がりたくなるよね~、触ったろか、と軽口を叩いていた私たちは一瞬にして硬直。
猫ににらまれたネズミに。
目の前2メートルくらいの接近にチケット代の元は取れたと思いました。
海老様、顔が小さかったです。

その後の幕は立ち回り。悪役の見得がこれでもかこれでもか。こういうのは1階の前方がいいですよね。
花道下手側の1、2列目は砂かぶりでしょうねえ←相撲じゃないので汗かぶり?

最後にもう一度、ご挨拶。会場を見渡す海老様の所作はさすがのお美しさでございました。


あっこちゃんがくれた鴨さぶれ。幕見弁当を買いそびれた私のひもじさを癒してくれたのはさぶれと豆大福。
おなかがすいてもひもじゅうないの千松(せんまつ)にはなれませんでした…。
コメント (2)
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