![]() | ぎっちょんちょん (新潮文庫) |
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群さんの本を読むのは久しぶり。
でも、年齢感じさせない。
主人公は30代、バツイチ、子持ち。
ふとしてきっかけで興味を持った三味線の世界に飛び込んで、というストーリー。
伝統芸能習い事ものってことで手を出しました。
主人公がまずはじめに習った曲が「どうぞ叶えて」、あ、我が師の出囃子やん。
この調子でいろんな小唄端唄がでてきます。
私は三味線を習ったことはないので技法については読み飛ばしましたが、それでもストーリーは読めるし面白い。
最後には三味線で食べていく道を選ぶのですが、正直芸妓さんてこういう道でなれることに驚いた。
東京だから需要もあるのかな?
読後感もさわやかでした。