文楽の歴史 (岩波現代文庫) | |
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岩波書店 |
先月出たばかりの新刊です。
ドナルド・キーン氏の『能・文楽・歌舞伎』もいいらしいと知ったものの立ち読みすると難しい。
入門書のようなものは何冊か読み、ちょっとずつ奥に入ってきているような気がするもののまだ玄関口を行ったりきたりしているような知識の私にはちょうどいい内容でした。
“文楽の歴史”が時系列に従って述べられていて、ちょっとずつ知識を深めるにはいい内容でした。
人形の大きさや演出も当然ながら変遷があったのが分かって面白い!
(著者独自の説もあります)
これによると歴史のなかで大衆からの人気の浮き沈みをかなり受けているんですね。
そして、ラストは近年の騒動まで描かれています。
読み応えがある一冊です。