天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

「紙屑屋」の一年

2015-04-06 20:42:59 | 落語
昨年の発表会の打ち上げで突如先生から「次は「紙屑屋」を」と言われて一年後、まさか本当に「紙屑屋」で発表会にでられるとは思いませんでした。
去年の日記より
「一年ではできないと思うから二年後をめどにがんばるか」「間に合わなかったら後ろ面を習おう」そんなふうに考えながら、この噺のお稽古をすることにしたのです。

「天下一浮かれの屑より」
染丸師匠の還暦の会ではじめて見て、「こんな落語があるのか!」と感動しました。その後、先生のでも何度も見て…。すごく好きな噺だけど、この噺は見る(自分ではしない)もんやなあと単純に楽しんでいました。

それを私が?
「軒付け」もスタートダッシュが遅く仕上がりが遅かったので、先に先にと台本を準備、とにかく読んで覚えようと落語教室が再開するまでに事前準備を重ねて第一回目のお稽古、

「本当にできるか踊りのオーディションをします」

ええええっ?!これでぽしゃった場合は私はどうすれば?
他の方々の台本チェックが進む中、私はひたすら踊りの膝稽古(またこれが覚えが悪いんだ)。時間が進み、みなさんがシフト制に以降しても私だけは毎回参加。1月の時点でも全部できるかどうか不安で、先生からの「最悪はリレー落語で」という提案に「では、後半お願いします」と言うと「いえ、僕は前半」なんでやねん!そんなこともありました。
一年間会社の昼休みに稽古を続けました。部分的な稽古よりも通してしたいので30分越えの噺を一気にできるのは昼休みだったのです。したがって、土日は稽古は休み。あかんやん。



そんな一年でした。
ら、来期は前座噺を二本する!そう心に決めておりました。実際、発表会の出番は持ち回りなので今度は前の方にでる番ですから!
多くの方からまた先生からの課題が与えれるんではないかと思われていましたが、基本的に先生はこれをしなさいとはおっしゃれないので「前座噺をふたつ」という申請には「どうぞ~」と答えていただけました。

だがしかし…

「いろんなところで「化物使い」をされているので、一回ここらで見ておかないと間違えたことをしていたらあかんから」

ひょーーー。まさかの復習?!あらたな課題…これはある意味、緊張っ?!「軒付け」もやばいかも。音程含めて。
という訳で来期はまず復習から入ることになりそうです。
コメント (2)
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第10回落語教室発表会

2015-04-06 20:23:16 | 落語
今年も先生に着付けをしてもらったこら村さんからスタートしました発表会、18時過ぎに無事にすべての演目を終了することができました。いろいろありましたけどね。

【演目】
悠々亭こら村    「写真の仇討」
立の家猿之助    「ほねつぎ蔵」(自作)
まったり亭はなこ  「加賀の千代」
楽し家うれ志    「三方一両損」
中入り
林家染雀先生    「宿屋町」
蜂蜜亭すず苺    「営業一課の高田くん」(桂あやめ作)
満福亭ゆ乃月    「天下一浮かれの屑より」

名前を見て「おっ」となって下さるのはよっぽどこのブログを見てくださっているかリアル知り合い歴が長い方。そうです。ECCで一緒だったすず苺さんが復帰されました&ご結婚おめでとうございます。
みなさん、それぞれがんばりました!!

そして、今日になって友達に撮ってもらった写真を見て愕然。袴がずり下がってるじゃないか?!むぅ…やってみな分からんもんですな。
私のネタは「天下一浮かれの屑より」(紙屑屋)です。
板の上じゃないとすり足ができない!と最後の最後まで高座の設営でもめてましたが、結局は普段通りの高めの高座にして毛氈をその直前にほとんどひっぺがすということにしました。高い高座から落ちたらどうしようと私以外の人は心配していましたが、そこまではどんくさくないぞ!と高い台にしてもらいました。だがしかし、直前の稽古でもほぼ毎回頭を打っていたのであった…。そして、本番も頭を打つも下座の音が大きくばれなかったのでした。


この写真の直後にごつんと頭を打つ。

また、道成寺ですり足を終えるところは伝楽亭での稽古でも直前稽古でも失敗。本番も失敗。数拍ほど踊りが先行するという春の珍事に。なにくわぬ顔をしてごまかしましたが、せめて先生に見ていただいているうちに成功させたかった…。うっ。
大きな失敗はこれくらいかなあと思ってたら、セリフで「首の代わりに鼓を乗せて~」というところを「鼓の代わりに首を乗せて~」というてたらしい。いや、むしろこれは本人が気がつかなくてよかったのですよ!←ポジティブ。

いつも伝楽亭のうすぐらいところで(夜だから)稽古しているので本番の照明にびびり、真剣に「私のときは照明を消してください(普通の蛍光灯にしてください、という意)」と訴えたのですが、先生に「その方が舞台が映えますから」とあっさり却下。
すず苺さんの高座で脇に控えていたら、出番終わりの長じゅばん姿の先生がやってきて「出囃子を(この前の稽古の時に言っていたのから)変えました。うちの師匠の出囃子です。ふふ」と軽く重圧というのを掛けて着替えに戻られました。思い起こせば、いろんなプレッシャーと戦った一年でございました…。
至らぬところは多々ありますが、ひとまず最後まで声が出せたこと、笑えたことにほっとしています。

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