10%の不安要素

脱線事故から10年。
クローズアップ現代にて遺族の有志がJR側と責任の追求をしないことを条件に互いに事故の背景について話し合うことを四年に渡り続けていると取り上げていました。
そこで運転士にとったアンケートで10%の人が運転に関して不安に思うと答えたことについて、企業側は90%に安心し、遺族側は10%を問題視して改善要求をだしていました。結果、企業側は自分たちへの安全への認識を10%に置かなくてはいけないということに気づかされたと風向きが変わっていき、またこの放送を許可したこと自体、企業の認識の変化なのかと思います。
人的ミスは起こってしまう可能性は消えないけれど、それをカバーできる体制について考えないといけないのは、どの業種でも一緒でしょうね。

事故現場が10年の時を経て、保存されることになったそうです。今でも年間を通じて現場近くの献花台には花々や千羽鶴が備えられています。