久しぶりの普通車で

午後の新幹線で大阪を立ち東京へ来ている。
現在、定宿であるアワーズイン阪急に滞在中。

今回は経費削減のため、往復グリーン利用でなく往路の片道を普通車にした。
久々に乗る普通車を、ヤケに窮屈に感じたのは贅沢病だろうか？

金曜午後の新幹線のぞみ。
新大阪を出発し、名古屋までは案外空いていた。
しかし、名古屋からは乗ってくるわ乗ってくるわ。
私の座っていた三人掛けの座席を含め、車内はほぼ満席状態となった。

春休みだからだろう。
子供の姿も結構多い。
そんな状態の中、私の真後ろの席で携帯の呼び出し音が鳴った。

またかよ…
この客、名古屋までにも一度電話が掛かってきて、デッキに出ずに通話していたのだ。

まあ、それは良い。
その時点では客はポツポツだったし、電話は僅かな間だった。
で、二度目の呼び出しである。

さっきまでとは違い、はぼ満席状態だ。
その客の隣にも別の客が掛けている。
当然デッキへ出るのだろうと思っていたが、何とそのまま通話しだしたのだ。

しかも今回は結構長い。
聞こえてくる会話によると、どうも仕事関係の話らしい。
場を読めない若造が東京弁丸出しでの長電話。
マトモな奴じゃない事だけは確かだ。

かなりイラ付きはしたものの、向こうから掛かってきた電話である。
まあ仕方無い面もあるだろう。
やっと終わった電話にホッとしたのも束の間。
あろう事か、今度はこっちからどこかへ掛けているではないか。

よほど怒鳴ってやろうかと思ったのだが、こういう常識の無い奴に関わるとロクな事が無いのも世の常である。
どうせもう暫くの辛抱だ。
そのまま無視して読書にふけった。

結局その客、その後もう一件どこかに掛けていた。
もはや呆れるばかりである。

東京で降りる際に、どんなツラをした奴か見てやろうと思っていたのだが、残念ながらその客は品川で降りてしまった。
バカ面を見れなかったのが心残りである。。。