クシャクシャのサービス券

先日、日本橋のオタロードを歩いていた時の事。
ふと目の前にあるゲーセンが気に留まり何気なく入ってみたのだ。

中にはアニメやゲームの萌えキャラの景品が入ったプライズゲームが所狭しと並んでいる。
一時期、この手の景品を取るためにUFOキャッチャーを始めとするプライズゲームにハマった事もあった。
しかし、欲しい景品はヤフオクで落とした方が確実で、結果的に安く付く事に気付いてからはバカバカしくてやらなくなったのだ。

欲しい景品もプレイする気も無い。
だが、打つ気の無いパチンコ屋であっても釘を見るのが当然と考える私は、さも当然の如く各ゲーム機の難易度設定を見て回った。
アームの強さやツメの形状。
表から見える設定だけでも店の方針がある程度分かるのはパチンコ屋と同じである。

そんな私を見て、店員のお姉さんが声を掛けて来た。
「お兄さん、サービス券はお持ちですか？」
「エッ、サービス券？」
「UFOキャッチャーのサービス券です。よろしければどうぞ。」

来る者は拒まないのが私の流儀。
使う使わないは別として、とりあえず頂ける物はもらっておこう。
そんな考えで差し出されたサービス券を受け取った。

が…
何コレ!?
それは、再使用バレバレのクシャクシャになったサービス券だった。

有り得ない…
客に配るサービス券やフライヤーにクシャクシャになった物を使うか？
客から回収した券の再使用自体は否定しない。
しかし、それは見た目で問題無く、新券と同等の物に限っての話である。
が、何だコレは!?

その券を見た途端一気に興醒めして、お姉さんとの会話も適当に切り上げて店を出た。

いくらアルバイトとは言え、これは無いだろう。
と、オジサンは思うのだが、若い人はこれくらい気にしないのかな。。。