felice-sakura の日々戯言

パチンコが大好きな理系人間。鉄道写真とプラレールの収集が趣味。あと、萌えも少々… そんなオタクな人間の日々の戯言。

桜の下で「舞」を撮る

2015-04-04 19:16:59 | あっち系
昨日の雨で散ってしまっているのでは、と心配していた近所の桜。
しかし、雨が予想されていたほど強く無かったのが幸いして、多少は散っているものの、そのほとんどがまだ満開に近い姿で残っていた。

天気の方も朝方は雲に覆われていたが、時間と共に雲は少なくなり昼頃には青空が広がった。
いつものパチンコ屋が潰れてしまい、暇を持て余していた所にこれである。
もったいないなと思うと同時に、ふとある考えが浮かんだのだ。

桜の下へ舞を連れて行ってやろうと。

もはや説明の必要は無いかも知れないが、念のため再度説明しておこう。
この「舞」というのは、私が心の拠り所としている1/3スケール(身長およそ60cm)の人形だ。
もちろん「舞」は商品名ではなく、私が名付けたコイツの名前である。

さて、行くと決まればグズグズしている暇は無い。
午後からはまた曇ってくるとの予報である。
早速、舞と機材を車に積み込み近所の遊歩道へと出掛けたのだった。

桜の咲く遊歩道。
時折散歩している人が通り掛かる。
多少の気恥ずかしさもあるが、そこは割り切り。
桜をバックに撮れそうな場所を選んで舞とカメラのセッティングである。


人形の撮影の場合、このセッティングに結構手間が掛かったりする。
人形とカメラの位置決めは元より、カメラ目線にするための微妙な顔の角度調整。
表情の変わらない人形ではあるが、顔の角度と影の出来方でイメージが全く変わってくる。
それだけに、この顔の角度調整は非常に重要な作業なのだ。

ファインダーを覗いては頭を動かす。
カメラと人形を何度も往復し、納得のいく表情を得た後にようやく撮影となるのである。

だが、この撮影にしてもパシャパシャと数枚撮ってハイ終わりという訳では無い。
雲の多い今日なんかだと、適当な明るさになるまでの晴れ待ち。
そして、風による髪型の乱れの修正。
そんな事の繰り返しで、撮り終えるまでには結構な時間を要してしまうのだ。

で、そこまでして撮った舞がTOPの画像。
バックの桜をベタッと飛ばしてしまうのではなく、ある程度の質感を出したかった。
なので、あえて絞りぎみで撮ったのだが、桜の下に写る建物が思ったより目立ってしまっている。
これならもう少し開けた方が良かったな、などとチョット後悔も… 

ともあれ、もはや今シーズンの晴天下での撮影は諦めていただけに、一時ながらも今日の晴れ間はラッキーだった。
また来シーズン。機会があれば別の場所で撮ってやろう。
今日の画像を見ながらそう思っている私である。