元フォークルメンバーで精神科医の北山修氏が学長を務める白鷗大学の第3回WEBフォーラムをネットで視聴した。タイトルは、「求められるリーダーとは~この混迷の時代に~」ということで、ゲストに元法政大学学長の田中優子さんと元日本ハムファイターズ監督、侍ジャパン監督で元白鷗大学教授の栗山英樹さんであった。
まず、Part1で、先に亡くなられた元白鷗大学教授であった山本コウタロー氏を偲ぶということで、その人生を振り返った。「走れコウタロー」や「岬めぐり」の歌手としても有名だが、一橋大学卒の環境学の教授としても活躍していたが、同年代なので寂しい思いである。
Part2の「今求められる人材教育とは?」で印象に残ったことは、人間は二面性(表と裏、本音と建前)を持っていることと浄化装置を身につけることが大事といこと。また、田中さんは、歴史の転換期におけるリーダーとはということで、プーチン型の豊臣秀吉と対比して、徳川家康が全体としてまとめるという新しい平和な時代のリーダーのあり方が参考になった。栗山氏は、あ―しろこーしろではなく、選手の話を真剣に聴くように努めたという。
Part3の「混迷の時代に求められるリーダーとは?」ということでは、リーダーの資質が変わってきたと北山氏は言う。今の若い人はこういう人になりたいかがわからない。羨ましいと思えば、それをエネルギーに頑張れる。リーダーは、心の中にある人になれるよう引き出してあげることが大切だという。
Part4のまとめでは、海外留学もそうだが、異文化交流というか、違う人に出会うことが必要であるとした。全体をまとめるには、目標の共有が必要だが、それぞれの個人はそれぞれのことをやればそれでいいという。1時間半のフォーラムであったが、リーダー議論に相応しいゲストであったので、大変ためになった。来年4月に北山氏は日比谷でコンサートを計画しているとの案内もあったので、できれば見に行きたいと思った。
「きたやまおさむ」の懐かしい曲: https://youtu.be/CKndolHXb5E
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