9月26日に白鷗大学のWEBフォーラムをネットで聴講した。白鷗大学の学長で我々世代の元フォーククルセダーズのメンバーであった北山修氏とコロナ問題でテレビでも有名になった岡田晴恵さんが出演することもあり、興味があったので、聴講を申し込んだものである。今回のテーマは、「コロナ禍拡大!緊迫する政治と外交」ということで、ジャーナリストの後藤謙次氏がゲストスピーカーとして政治、外交の話をしていたが、フォーラム全体の話の中で特に注意を惹いたことは、北山氏は精神科医ということもあって、「良(い)い加減に生きる」ことが必要ということであった。
彼は、「良い加減に生きる 歌いながら考える深層心理」という本も書いているが、コロナ禍でもどう生きていくかのヒントを語っていた。彼が作詞した歌には、「あの素晴らしい愛をもう一度」「戦争を知らない子供たち」のような有名な作品もあり、フォーク・クルセダーズの歌手としても我々世代にとっては大変親しみが深い。音楽には間違いなく癒し効果があり、今振り返るとフォークルの曲もまさにそうであった。サトーハチロー作詞、加藤和彦作曲の「悲しくてやりきれない」も大好きな曲の一つである。加藤和彦・はしだのりひこ氏ともすでに旅立ち、時代の流れを感じる。まさに悲しくてやりきれない想いである。
また、心理学用語かどうかよくわからないが、自罰性と他罰性という言葉が出てきて、興味を惹いた。問題が起こった時、自分自身を責めるタイプが自罰的で、他者を責めるタイプが他罰的というそうである。うつ病とも関係があると思われる。さすが、精神科医の北山氏のコメントであるとも感じた。白鷗大学については、よく知らないが、北山学長や岡田教授のメンツを見ているとそれなりにしっかりとした、それにバラエティに富んだ面白そうな大学のような気がする。コロナ禍はまだまだ続くと思われるで、我々も「良い加減に生きていく」生活の知恵が必要となるかも知れない。今後も、白鷗大学のフォーラムはウオッチしていきたい。
「あの素晴らしい愛をもう一度」: https://youtu.be/CAtHvMP0QFw
「悲しくてやりきれない」: https://youtu.be/iKAnjDyNGlM
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