8月4日のTBS世界遺産は、メキシコにあるソチカルコ考古遺跡地帯を紹介していた。その遺跡は、標高1300mの山の上にある「天空都市」である。今から1300年位前、山頂部分を整地して大ピラミッドと呼ばれる神殿や球技場や住居が築かれ、最盛期には約1万人が暮らしていたという。テオティワカンやマヤなど、他の地域の文化の影響も見ることができて、「中米の古代文明の要素を一通り見ることができる」遺跡とのことである。
ソチカルコを訪れたのは、2008年3月16日のことであるが、当初の旅行計画にはなく、イレギュラリティにより、急遽スケジュールを変更してメキシコシティからバス(片道2時間)で日帰り旅行したものである。当初、16日にメキシコシティからカンクンまで飛行機利用を計画していたが、繁忙期と重なり、全便満席で飛行機に乗れず、やむを得ず、予定を急遽変更した。計画になかったので、事前知識はほとんどなかったものの、何とか日帰りで世界遺産へ観光することができた。
神殿には、テオティワカンでは「ケツァルコアトル」、マヤ文明では「ククルカン」と呼ばれる「羽毛の生えた蛇」が神殿の四方に美しいレリーフとして刻まれている。アクロポリスの中心で発見された「赤の男」の像を紹介していたが、赤は権力者の象徴であるという。偶然とはいえ、この世界遺産を訪問することができたが、テレビ映像では遺跡の概要を詳しく紹介してくれて遺跡の全貌を改めて知ることができた。行ったことがある世界遺産が取り上げられるとなんとなく嬉しい気分になる。
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